asean's profile亜 瀬 庵 ・ 内 見 聞 ・ 徒 然 草PhotosBlogLists Tools Help

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    7/23/2008

    Japan as one of Asian Countries?・・・Japan is really a developed nation?

     最近の日本国内ニュースで何が驚いたか!・・・っと言いますと、この事件でしょうか。。。。

     
     教師になるのも、昇進するのもカネ次第-。教員採用をめぐる汚職事件で、元県教育委員会ナンバー2や現職校長ら5人が逮捕される異常事態となっている大分県。県教委はついに、不正な点数加算で採用試験に合格していた教員を解雇することを表明した。
    子弟を教員にするために、多額の現金や商品券が飛び交う“裏口採用”。あってはならない聖職者の不正が次々と明らかになっている。金品のやりとりは大分の特異な事例なのか、それとも教育界に蔓延する悪弊なのか…。
     
    ◇ 1人当たりの相場は200万円…逮捕者は5人に
     
     逮捕者は収賄側が2人、贈賄側が3人。容疑者はいずれも県教育界の幹部クラスだった。
     大分県警の調べでは、平成19年夏に実施された20年度小学校教員採用試験で、佐伯市立蒲江小学校長、浅利幾美容疑者(52)が長男と長女に便宜を図ってもらう目的で、県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)に商品券100万円分と現金300万円を渡した疑い。
    その仲介には同課参事の矢野哲郎容疑者(52)と妻のかおる容疑者(50)が当たっていた。
     
     江藤容疑者は、採用試験や教員人事を所管する義務教育課長補佐も兼ねており、採用試験の面接や試験結果の資料作成などの実務を担当していた。
     
     浅利容疑者の長男と長女は400万円相当を供与することで教職についた。1人当たりの相場は200万円だった実態が浮かび上がっている。
     
     浅利容疑者の事件で仲介役をした矢野容疑者と妻のかおる容疑者も、18年の小学校教員採用試験で、長女を合格させてもらった謝礼として、江藤容疑者と、採用試験全体を取り仕切っていた県教委ナンバー2の元教育審議監で同県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)に、それぞれ100万円分の商品券を贈っていた。
    やはりここでも1人当たりの相場の200万円が動いていた。
     
    ◇ 「出世できると思った」…100点以上げたをはかせるケースも
     
     合格させる手口は単純そのもの。江藤容疑者が中心となって試験の点数を書き換えて、実際の得点にげたをはかせていただけだった。

     
     僕が何に驚いているか?ってぇとですね(上記の記事でもそういう傾向があるんだけど・・・)”聖職者がどうの”とか”金で云々”とかいった話ばかりで、彼らが(いえ、いえ、日本中の大人が)子供達に言い続けて来ていた・・・それ以上に子供達への教育の根幹をなしていた(はずの)
    一生懸命(?)努力したら”誰にでも”未来は(必ず)開かれる!
    的な文言が(理念?)が言ってる本人達によって「そんなこたぁ~~嘘パッチだぁ~~!」とあからさまに否定されてしまったことが「どうして、問題にならないのか?」・・・っということですね。
     
     この不正を行った良識のある(はずの)いい大人達は、子供達にこの事態をどう説明する気なのでしょうかね?
     
     なぜなら、(ひょっとすると)教員採用試験で下駄を履かせて合格した人達の中には一般受験者よりもずぅ~っと、志が高く、熱意もあり、知識レベル等も高い人達が含まれているかもしれない・・・。
     
     なのに、どうしてその人達の親は”金品授受”っという不正迄しなくてはならなかったのか?・・・なんですよね。
     
     倍率が高過ぎて、合格するのが難しい(?・・・何気に妙な言い訳っすね、コレ)、採用試験に合格しても任官されるのに時間が掛かり過ぎる?・・・(ってこれも妙だよね)
     
     何かに付けて僕が第三世界の事情を書いてる訳ですけど、この大分の話がタイやらマレーシアで起こった、ってんなら、非常に理解し易い。
     
     それこそ多くの第三世界では、
    どんなに優秀であっても、その人間にコネもツテも無い”平民”出身者である限り、その人間の未来が能力の高さだけで開かれることは”決して”あり得ない。
    が故に
    優秀な平民出身の人間をいわゆる”世に送り出す為に”は、賄賂でも何でも使って(第三世界の場合は一族総がかりで・・・)コネやツテを”作り上げる”努力をする。
    ってなことは当然至極の話でしかない。
     
     つまり、日本の大分でも実情は第三世界と同じだった!・・・・ってことなのかなぁ????
     
     確かに未来が開ける・・・の本当の意味は「チャンスは公平に訪れる(かも知れない)」であって、必ずそうなるモノではないにせよ、日本ってのは世界的も珍しい程に”公正さ”が戦後実現された先進国なんじゃなかったのかなぁ?
     
     故に、教育の現場では上記で述べたように「一生懸命努力すれば~~」ってな理念が当たり前のように語られていたんじゃないのか?・・・ですよね。
    更に、悪いことはするなから始まり嘘をつくなみたいな文言もいわゆる”道徳教育”と称される中で綿々と行われていたはずでもある。
     
     しかし、現実の世界では
    どんなに優秀であろうとも、コネやツテが無ければ(もしくは強固でなかったら)どうにもならないので、コネやツテを金で支払ってでも手に入れないとならないっ!
    ・・・っとなると、公正公平の大原則がそもそも存在などしていないんだ!・・・ってことになってしまう。
     
     こうした言い方をすると、それこそ訳知りの大人達は
    世の中そんな建前の奇麗事ばかりじゃないし、ましてやそんな甘いモンじゃないっ!
    ってな反論が出て来そうだけど、例え、現時がそうであるならば、子供達にはその現実の何たるかを正確に教えることも教育の責任なのではないでしょかね?
     
     実際は”建前”で”何の根拠も無い”理念をどれだけ念仏のごとく唱えたにせよ、そんな理念等が存在するのは教科書の上の文字面だけの話か、自分達はそんなことはしないし出来もしないけど、君らには頑張って貰いたい的な精神訓話上の世迷言・・・・????って、変だよねぇ~~~これも。
     
    出来もしない、存在もしないことを教えるのが教育なのか?・・・・もしもそうであるならば、そんな嘘パチを教えるのが日本の教育なのか?ってな矛盾だらけの妙な世界ってことになってしまう。
     
     今の子供達には夢が無い?・・・・馬鹿言っちゃぁいけないっ!、子供達の夢を瓦解させているのは口先だけでそんな偉そうなことを言ってる大人自身じゃないのか?
     
     日本は何だかんだ言っても、Asiaの国なんだ!・・・てぇなら、非常に理解が早い。
     
     日本人よ!恥を知れ、恥を。。。。。
     
     
    6/26/2008

    Anti-Human trafficking law in Thailand?-03:Dolus eventualis or Error?

     Eddieさんからコメントを頂いたので・・・ちょっと続きを、ハイ。
    僕のお答えコメントの中で
    ”人権がどうのやら尊厳が・・・なんて言われたってそんなこたぁ~俺ら貧乏人が考えるこっちゃねぇよっ!何せオラッチは学校も出てないし、偉い人とのコネもねえしそんなことより第一見たら分かるように貧乏だろが!ってな話になって
    まぁ~こう言っちゃぁ何だけど、オラの次女!どぉ~だ!エレ~ベッピンだろうがっ!アンタの嫁っ子にして、妾でもいいだよ!アンタの国へ連れてってくんろ!ってな按配になるのがせいぜいっすよ。”
    ってなことを書いておりますが、実はこの部分は”とある欧米の人権団体に所属する新米職員が直面した実話”の一部なんですが(ハハ)、この顛末をもう少し書いてみることにします。
     
     この出来事が起こったのは一昨年のことなんですが、場所はタイ北部、ミャンマー国境沿いにある(幹線国道から4WDで約2時間その後徒歩で約1時間半)山岳少数民族の居住地区でのことです。
    この集落は(僕らの調査では)4家族、50名弱の構成なんですが(近郊には:徒歩圏内片道1時間程度:血縁と思われる別の集落が複数存在し地域全体の人口は約200名前後の規模と推定されています)、別に上記の話が忽然と起こったのではなく、それなりの布石があった結果ではあるんですが、あの台詞を彼に言ったのはその次女の”実の父親”であることは言う迄もありません。
     
     しかし、その父親は悪気やいわゆる意図的な何かがあって彼にそんな話をした訳では決してないんですね。
    父親の理屈からすると、
    ”せっかく、アメリカだかイギリスだか、遠くから偉い人達がこんなド田舎に来てくれて、アレヤコレヤと色々教えて貰ったり、何だか分からんけどやって貰って、ご苦労なこったでよ、それに俺の家にも泊まって貰った上に世話賃だとか言って3,000円(日本円にすると)も頂けたんだが、俺らにはなぁ~~んにもしてやれることが無いんだけど
    娘(次女っすね)もすっかりアンタに懐いたみたいだし、アンタも満更じゃない感じだから、此処は一つ、どうだね?この子をアンタの国に連れて行ってくんねぇかね?”
    ・・・ってな按配になってしまったんですね。。。。
     
     ですから、この父親にしてみると「3,000円」貰った”お返し”がド田舎だから何も無いんで、自分の娘を”くれてやろうか”・・・っと考えたに過ぎない訳です。
     
     ただ、僕らかすると次女よりは末娘の方が”器量”ってな意味ではちょっと上なんですけど(笑)、そこはこうした地域の特色と言いますか、末娘は将来、年老いた両親の面倒を見なければならない”掟”がありますんで(第三世界の多くが末娘が両親の面倒を見るってのは共通のようですね、その理由は末娘が成人した時点
    :実はこの成人と言う基準が、まぁ~言うなれば子供を生める身体になった時点を指しますんで、先進国風に言うと12~16歳辺りの年齢でしょうかね・・・ハイ:では長男、長女等は体力的にも親の面倒を見れるかは危ないので、末娘が成人した辺りがちょうど体力的にも長期間に渡って親の面倒を見える時期と重なるってな至極真っ当な理屈があるんです)
    相手が末娘が”いい!”っとなったら、もう少し話がややこしくなりますから、最後の切り札としてその末娘は後に取って置くってな意味から次女をお勧めした。
     
     いずれにせよ、男の子には両親の面倒を見る掟はありませんので(姓を継いで新しい家族を形成しますから)親の面倒を見る義務は必然的に女の子にある・・・ってな掟からすると、先進国風に言えば”玉の輿に乗る”ってのも最大の親孝行の一つであることは間違いがありません。
     
     特に、その相手が同国人やドけちな架橋なんかではなく、気前の良さそうな外国人・・・となれば、こりゃぁもう~願ったり適ったりの良縁であることは間違いはありません。
    お分かりのように、欧米の人権団体の連中は周囲に真っ当な宿泊施設等無い山ん中ですから民家に寝泊りさせて貰った(食事等は到底彼らが食べられる状態のモノは何一つありませんから、全て持込で自炊してたんですが、宿泊させて貰ったお礼”程度”と言う意味で日本円で3,000円程度を渡したんですが、貰った方は単に泊めただけで3,000円もの”大金”を貰っちゃぁ
    申し訳無いっと言うよりは後々面倒になっても困るってのもあって(笑)、此処はいっそのこと次女をくれちまおう!ってな感覚だった。
     
     しかし、人権団体側は「感謝の印」程度のモノが3,000円のはした金で次女を”買う”ってな状況に陥ってしまった訳です(集落の人間にしてみると、人権団体が滞在中に何がしか実施した事柄は、小難しいばっかりで(爆笑)彼らがその集落から居なくなれば、全く利用も応用もされないモノですから、集落の人間からすると最後に貰えた3,000円の方に当然、耳目が集中している・・・)。
     
     人権団体の連中は、当然、彼らの行為が既に人身売買行為になってしまっていることも気が付かないまま(パニック状態になったのかな?)”そんなつもりは全く無い!”とか何とか言って必死に断ろうとするんですが、元々の所、つまり「金を出してしまった」ことと「それを受け取った」ことへのお互いの解釈が違っているのですから、全く噛み合わない。
     
     どう違っているのか?っと言うと、女性を嫁さんとして迎える際には、当然、女性側の”家”に豚とかヤギとか何がしかの金銭と同等の価値のあるモノを送る”慣わし”が一般的ですし、集落の人達が持つ一般的且常識的な金銭感覚ってのは、せいぜい奮発して300円か死んだ気で(ブハハ)1,000円程度ですからそれが食事は自分達でやっていて
    単に夜間に寝る場所だけを提供した程度で3,000円もポンとくれた・・・っとなると、どうもこうも無い(問答無用!ってヤツっすね・・・)
     
     押し問答になってしまって、その次女の父親は、攻め手を変更することにした・・・・それは「キット、連中はもっと大きな金額を言い出されるのを恐れて、断っているに違いないっ!」ってな解釈になって、
    ”分かった!、それじゃぁ~正式に次女をアンタの嫁にしてくれ!”ってなことを言い出した。
     
     当然、正式な結婚っとなれば、その地域の”相場”ってのがありますから、無体な要求をするのはご法度(集落の秩序が乱れますからね)ですんで相手もそんなに用心しないだろ!・・・ってな理屈、解釈になる。
     
     実際は、彼らも一応は定住してますんでタイ国民ですから、結婚する際に金銭的なやり取りを行ってはならないみたいな法律はあるんですが、集落の人間にしてみたらそんな訳の分からんモンは自分達の日頃の生活と全く関係の無い存在でしかないので、当然知りもしないですし、こんな山の中に迄タイ国の法律が影響を及ぼしたことさえ無い。
     
     まぁ~この辺りで裕福な相手と結婚する女性の家に送られる最も高価な贈り物は”水牛”ですんで、その頭数がモノを言うんですが、欧米の人権団体の人間が水牛等持っている訳もありませんから、金で済まそうっと誰もが考える(その村の人達は、ですよ)。
     
     そこで、そのオジサンは一世一代の決意を持ってその外国人に
    どうだ!、300,000円の(日本風に言うと)結納金でどうだっ!それなら後々何の心配もいらないぞ!
    ってな一度も見たことも聞いたことも無い金額を言ってのけた・・・・・
    (因みに、どうして3の倍数みたいな金額が頻繁に出てくるか?ってぇとですね、単にタイ・バーツの場合、日本円に換算して3の倍数がキリが良いってな理由でしかないんですけどね・・・)
     
     日本風に”結納金”ってな表現にすりかえれば聞こえはいいんですが(笑)、これはもうれっきとした”人身売買”以外の何物でもないのは明々白々。
    それも、双方に全く人身売買をする意図等存在さえしていない・・・・・。
     
     このケースはその娘さんの父親が人格者でまっとうな人間だったんで、この程度で済みましたが(・・・)、親側にちょっとでも”スケベ心”があったりすると、話はとんでもない方向へ進んでしまうことの方が多いのが事実なんですね、何せ、貨幣経済が浸透していますからね。
     
     その人権団体の新米君がその後どうなったか?・・・ってぇますと、僕らが事の成り行きを見ていましたので(^^!。。。誤解を解く為に、後もう3,000円を支払って(爆笑)娘さんを貰う意思が無いことを理解して貰ったんですけどね・・・・
     
     ところで、末娘を結婚相手でも妾にでも選んでしまった場合はどうなるか?っていいますと・・・・
    男性はその集落の住人となるか(当然、親の面倒見なくてはならんので)、それとも家族全員を丸ごと引き取って母国へ帰るか・・・ってなことでしょうかね。
     
     まぁ~、人権なんてのは西欧型の非常に高度で高尚な概念であって、多くの第三世界でそんなぁこたぁ~なかなか通じない・・・ってのが現実だ・・・ってなことなんですかね・・・
     
     
    6/25/2008

    Anti-Human trafficking law in Thailand?-02.

     前回からの続きをちょっと・・・
     
     タイ国内最大のビール会社は、大麦やホップを栽培する農場で、山岳少数民族に職業機会を与えるという名目で、実際はタイ国内の最低賃金を下回る賃金で就労させている・・・ってな現実がある訳ですが、それではそうした不法な就労に就かされている側が一方的な被害者か?・・・っとするには若干の抵抗感を感じてしまう。
     
     前の投稿でも書いたように、田舎にいわゆる貨幣経済なるシステムを持ち込んでしまった側にその元凶があることは否定しませんが、此処では不法就労する側からの視点で考えてみる必要もある・・・実際、山間の急峻な農作物の耕作に適さない場所で農業を行い定住するならその前歴や経歴の如何を問わず、タイ国籍と認める・・・的な政策をタイ政府が採用しているにせよ
    (なぜ、その場所なのか?っと言う問題迄触れると内容が余計に複雑になるので割愛しますが・・・)いずれにせよ、安定した収入(?・・これもなぁ~、動機は様々なで・・・後述しますが)、今よりも豊かになる為の収入を得る為に最初から詐欺的で人身売買の何物でもない不法就労に至ってしまうのか?なんですね。
     
     何度か此処でも書いているように、ASEAN域内の田舎で暮らすには”先ず、餓死等の要因による生存の危機に直面する”なんてことは無い(都会の方が、働き口を無くすると即、生存の危機に直面する)んですが、その動機や目的はともかく、金がほしい為に”出稼ぎ”(不法、順法の如何に関係なく)と言う選択肢を採ってしまうからには
    現在の(出稼ぎに出る前)状況では駄目(?)だからっと言う現状があるんですが、その多くはいわゆる「より文明的な生活レベルを求めて」以外の何物でもないことは明々白々です。
     
     畑仕事等では最低賃金を割り込んでいるんですから、良くても1日10時間以上働いてせいぜい日本円で300円程度にしかなりませんから、勢い、割が良い(と言ってもせいぜい3倍になる程度でしかないですが)不法就労に走ってしまう。
     
     んで、問題は此処からより負の連鎖を引き起こしてしまう・・・・確かに不法就労(売春等も同様ですが)をして得た賃金をせっせと田舎に送金(どういう手段化は此処では言及しませんが)して田舎の家族が手にするモノってのは、
    • 家の新築
    • 各人のベッド
    • 洗濯機を初めとする各種白物家電製品
    • ピックアップトラックの購入
    • デカイTVの購入
    • 山間部なので馬鹿デカイ衛星放送用のパラボラアンテナ
    • 携帯電話
    ・・ってな按配のモノばかりな訳です。
     冷静に考えれば、貨幣が交換可能なモノってのは上記のようなモノしかないのは当たり前を言えば当たり前でしかないんだけど・・・更に冷静に考えれば、不法就労に出る前の段階では、別にそうしたモノが無くても生活して来ていたんだし、何か問題があった訳でも実はない。
     
     なぜなら、電気や上下水道の設備がしっかり完備されている訳もないし、犯罪組織から麻薬の栽培でも引き受けていない限りは携帯電話で誰かと話をしなければ用事が済まないなんて状況にあった訳でもない。
     
     つまり、上記で書いた文明の機器を貨幣経済で購入したとして、TVや洗濯機を見たり動かす電気が安定的に確保出来る環境でもなければ、よしんば頻繁に停電する電気であろうが何処から引いてるのか皆目不明な水道であろうが、有線電話であろうが、携帯電話であろうが、その”維持費”を支払い続けるだけの「安定した収入」がそもそも無いから出稼ぎに出た。
     
     だとするなら、出稼ぎの結果得られたそうした文明の機器を使い続ける為の”維持費”を稼ぎ続けなければならなくなってしまう・・・・(必ずしも公共料金だけに限った話じゃない訳で、車のガソリン代、何がしかの部品代、洗剤、果ては農業に使用する肥料代に至るモノ全てに金が掛かるような生活に変化ししまうことを意味している)その結果、
    働きが良くて稼げば稼ぐ程、維持費がかさんで来てしまい、不法就労の内容をより危険度の高い種類にしていかないと(稼いでいる本人の生存率も維持する必要性も加わって)話にならなくなってしまう。
     
     すなわち、不法就労に就く側も、その不法就労を(詐欺であろうがなかろうが)斡旋する側も、お互いが納得づくでやっているのが実態なのです。
     
     例え、不法就労する側が無学無知の田舎者であったとしても又法的な知識や正確な情報を知らなかったとしても、そうした田舎に居住する人々のほとんどは「都会や外国へ行って働くのは危険だ!」ってこと位は隣近所、隣村の実例からも十分に知っている。
    (単に根拠の明確ではない”都会者は怖い”や”都会は怖いぞ”ってなレベルではあっても、その危険性や危うさは知っている)
     
     しかし、不法入国、不法就労で日本等で売春をして稼いだ金で隣の家が見る見る立派に裕福になって行くのを目の当たりにしてしまうと・・・・明日のことよりも今日のことが優先されてしまう底辺の人達はその誘惑に抵抗することが出来ない(これが、こうした不法就労を助長する最大の動機なんですけどね・・・・)。
     
     (古典的な表現ですが、いわゆる)人攫いによって突然、消息を断って気が付いたら都会や外国で不法就労させられていた・・・なんて事態では決してない。
    それよりは、ヤクザな口入屋が用意したオンボロ・トラックに何人か単位で集団で乗り込んで、親戚一同が涙ながらに(恐ろしい、都会へ行くってことで)見送られて不法就労先へ出発する・・・ってな光景は極々ありふれた光景でしかない。。。。
     
     最近のカンボジア、ラオス、ミャンマーからの不法入国、不法就労等は、単にタイ国内では、口入屋のアクドサやその卑劣さの方が評判になってしまってタイ国内では不法就労者を集めづらくなったが故に隣国の田舎にその供給先を求めたに過ぎない・・ってのが現実で、その内容は上記で書いた事態が繰り返されているだけの話でしかない。
     
     需要があるから供給がある、何ぞと子供じみたことを言うきもありませんし、自ら不法就労に志願する者が後を断たない現実が云々とも言う気はありませんが、需要側を幾ら処罰したにせよ、刑罰を厳しくしたにせよ、既に肝心の田舎で出稼ぎに出たのと出ないのとでは”格差が歴然とついた”事態が存在する限り、こうしたことは無くならない。
    (需要側の存在が突然消滅しようものなら、出遅れた連中は更に劣悪な環境や条件の不法就労を求めて動き出してしまうのは目に見えている)
     
     こうした議論のある種、理想的な”解決策”として必ず出て来るのは「教育の普及」な訳ですが、これとて、元々耕作効率が非常に悪い地域では子供であっても「働き手」として勘定しなければ、その生活を維持することが出来ない訳ですから(例え、水汲みに片道1時間掛かろうともそれをしないことには何も始まらないんで)
    大事な働き手が例え数時間であっても学校に拘束されることになっては、その間の生活保障は誰がするのか?・・・ってな話が必ず問題になってその問題は絶対に解決等出来ない。
    (学校の校舎を何処かの慈善団体が建設したとしても、そんなド田舎に赴任してくる教師を国内では先ず確保出来ないですし、例え確保出来たとしてその人間の給料はどうするのか?ノートは教科書は?消しゴムは?・・・学校ってのは全てが消費される物品ばかりなのは周知の事実です、学校に何らかの生産機能があったとしたらそれはもはや学校などではありませんから・・・
    僕らでも教育支援で一番困る要求は、電気を使用する備品を要求された場合ですね・・・最大の難関は”校長室にエアコンを付けてくれ!”ってヤツですかね・・・アハハハ)
     
     解決出来るとするなら、大規模な社会インフラ整備(最低限の上水道設備、電気の設備だけでも)深い谷や急峻な山の頂を幾つも超えて敷設し且そうした設備の維持管理費を完全に無料にする、っと言うならば十分に解決出来ますが、そんな予算等その国が確保出来る等とは露にも思えないばかりか、国際的な慈善団体であったとしてもそれだけの資金と人員を
    たった一国に注ぎ込むこと等出来る訳もない(実際、世界最大の慈善団体であるはずのUNが出来ないんですから)。
     
     人間として必要最低限の生活の質を確保する・・・・一見、人間の尊厳を尊重したお題目ではありますが、そこで謳われている”必要最低限の質”とは何処の何を基準としているんでしょうかね?
     
     ご存知ですか?現在、食糧危機に見舞われているもしくは飢餓に苦しむ第三世界が必要としている食料の総量は約800万トン、しかし、現在の日本は約二千数百万トンを賞味期限切れやら時間切れと称して廃棄していることを・・・・ってな非難も実は的外れ以外の何物でもないんです、
    なぜなら、廃棄されている食料を食糧危機や飢餓に苦しむ第三世界へ持って来れる訳もないのですからね。。。。
     
     やれやれ・・・・まぁ~早い話が、欧米的な概念や解釈で第三世界のこうした”実際は誰が被害者で加害者なのか判然としない問題”を解決出来るとは僕にはちょっと思えない。。。。ってことですかね、ハイ。
     
    関連エントリー
     
     
    6/23/2008

    Anti-Human trafficking law in Thailand?

     ハミッシュ・エディさんのブログにせっかく以下のような記事が掲載されていましたので・・・・
     
     
     まぁ~~こんなことを言ってしまっては実も蓋も無いんですが。。。。(因みに、こうした人身売買”紛い”:敢えて、紛いとしておきますが・・・:な行為は、例えどんなモノでもあっても止めることにこしたことはない、っとは心底思いますが。。。。ハイ)BBCのニュースは一体全体何を言いたいのか?が妙に分からない、って言いますか「だから、何だの?」ってな雰囲気の内容ですね。。。
     
     特に、以下の下りは何をどうしたいの?・・・だなぁ~~
    External pressure
    外圧
     
    Thailand already has an anti-trafficking law - but it does not work very well.
    タイはすでに人身売買を禁止する法律を制定している。しかし、この法律はまったく機能していない。
     
    The police often refuse to recognise abused migrants as victims of trafficking.
    タイ警察は、ひどい扱いを受けている出稼ぎ労働者を人身売買の被害者と見なすことをしばし拒絶する。
     
    A case in point is that of the survivors of an incident two months ago in which 57 Burmese migrants suffocated in a container smuggling them into Thailand.
    2カ月前、タイに密輸されてきた57人のビルマ人がコンテナの中で窒息死した事件があったが、その生き残りの者たちがいい例だ。
     
    The police argued that they were illegal immigrants, jailed and then deported them.
    タイ警察は、彼らは不法移民で、拘留後、本国に強制送還したと述べている。
     
    The UN defines a trafficking victim as anyone who is transported for purposes of exploitation.
    The new law will broaden the definition of victims to include men, and make it easier to prevent them from being summarily deported.
    新しく導入される法律は、被害者の定義を拡大し、男性も含め、彼らが即時に強制退去されることがないようにするもののようだ。
     
     先ず前提として、”Thailand already has an anti-trafficking law - but it does not work very well.:タイはすでに人身売買を禁止する法律を制定している。しかし、この法律はまったく機能していない。”と言う文章ですが、これ本当にBBCのバンコクの記者が書いたのなら、そんなぁこたぁ~~端から分かってる話だし、
    それに何も人身売買(人権)分野”だけ”に限った話でもなく、その他の国内法に於いても法律の外枠はあってもその詳細が全く成立していない(機能していないのじゃなくて詳細自体が存在しない)法律なんてのは掃いて捨てる程あるのを知らない人間など(特に外国人は)居ない。
     
     まぁ、強いて言うなら今回の法改正はASEAN域内に於ける不法滞在、不法就労に関する他のASEAN諸国との間のバランスを取る為に実施される・・・っというのが狙いと言えば狙いですかね。。。ハイ。
     
     実例を挙げると・・・
     マレーシアやシンガポールでは、タイ人自身も含めて不法滞在、不法就労が後を絶たないのが現実で、その大半が、上記のニュース後半でも語られているように国境警察(タイの)やタイ人・ブローカーが絡んでいる(自国の人間を、それも地方出身者や少数民族、低所得者層等の人間を騙して国外での不法就労先へ売り払う)。
     問題は、送り出す側”だけ”でこうした不法滞在、不法就労が対外国との間で実施出来る訳もなく、マレーシア側、シンガポール側にも当然、そうした不法滞在者の”受け皿”となる人間やら組織等がしっかりと存在していないと出来る話じゃない。
    (どちらも:タイ側、マレー、シンガ側共に、こうした違法行為の元締めや組織は架橋系でして、架橋系であるが故に、いわゆるオリジナル系の人間を人間だとは思わない・・・ってな風潮も無くならないんですが・・・)
     
     んで、こうした不法滞在、不法終了の最大の問題点は
    元々、不法滞在者を集める段階から”詐欺”なもんですから、手法滞在先での就労が契約期間満了等やらで終わった時点で、相手国側に密入国した際の”手はず”や”手引き”等の段取りが跡形も無く消え去ってしまていることなんですね。
     
     つまり、密入国させる時は何やかやと手引きした組織がいざ出国する段になると、その存在そのものが消滅している為に、肝心の不法就労者達の帰国する手段が無くなってしまっている・・・ただ、放り出されただけならそれはそれで、何がしかの方法を探し出せは(金は掛かりますが・・・)帰国出来ないこともありませんが
    下手に帰国されて、関係していた人間や組織の存在がバラされるようなことがあっては元も子もないなんで、そうした犯罪組織は不法就労者達が居ることをその国の官憲に密告する・・・てな手段に打って出る。
     
     日本の紳士的な感覚からすると、官憲に逮捕されるなら問題は無いんじゃないの?っと思われるかもしれませんが、ASEANではそうは行かない(・・・・)
    一斉摘発を受けて逮捕されると、そうした不法就労者達はどうなるか?っと言うと、彼らが密入国してから逮捕される迄働いて得た賃金分の”所得税”を納入しない限り、留置を続ける・・・ってのが一般的。
     
     そうなると、働いている間に稼いだ金はほとんど全額が自分達の出身地や家族に送金されているので、当人達はほぼ無一文の状態ですから、保釈金としての所得税など支払える訳が無い・・・その結果、何時まで経っても拘留が解かれることがなくなる・・・・・
     
     当然、パスポートなんぞという高尚なモノを持ってなどいませんから、身元の確認のしようが無い・・・・・そうこうしている内に、後から後からそうした不法就労者が出てくるんで、いつしか、最初の方で拘留されていた不法就労者は”姿を消してしまう”・・・・・(コンテナ事件の背景にはそうしたねぇ・・・・)。
     
     実は、逮捕即座の強制送還ってのは、ややもすると・・・人権、人命という部分では・・てなことも言えなくも無い。。。
     
     まぁ、何と言うか。。。劣悪な環境で寿命が短いのを国際支援と称して様々な援助を行った結果、その地域の需要が伸びたり、出生率の向上と乳児死亡率の低下の結果、喰扶持が増えてしまった結果、大規模な自然災害や、昨今の食料価格高騰の煽りを以前に増して深刻に受けてしまう・・・・・
     
     人口爆発って別に先進国で発生している訳じゃない、その多くが第三世界での話なんですよね・・・・
     
     そうした現実とこの人身売買の話と、根っこは同じって言うかなぁ・・・・・グローバル経済や貨幣経済が田舎の田舎に迄浸透して来た為に、昔なら十分生きて行けたはず(実際は現在も変わってはいないんだけど)なのに”なぜか、金が要る”・・・・ってな話は何処か間違っているような気がするんだけど・・・・
     
    取り急ぎでした
    5/26/2008

    Chairman of the SPDC Than Shwe We the Feed-Master ,my people!

     まぁ、潘基文国連事務総長がどのようなカードを切ってタンシェ達が国際社会からの支援受け入れを容認したのか?を推測してみるのも興味がありますが・・・(相当な電波与太にはなっちゃいそうですけどね。。。)一連の動きをMSNのニュースから抜粋してみますと・・・

    【バンコク=菅沢崇】
     
     ミャンマーの大型サイクロン被災で、国連の潘基文事務総長は22日から3日間の日程で同国を訪問する。事務総長の同国訪問は就任後初めてで、23日には軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長と会談し、欧米諸国を含む国際支援を全面的に受け入れるよう働きかける。
    これに先立ち、事務総長は21日夕、タイのバンコクに到着。記者団に対し、「被災区域はインフラを含む長期的な支援を必要としており、同国政府に物的、人的支援の受け入れを促していく」と述べた。
     
     事務総長は先にミャンマーの被災地区をヘリコプターで視察した国連緊急援助調整官室のホームズ室長らとも連絡を取り、ミャンマー入り後は、被害が深刻なエヤワディ管区などを2日間かけて視察する。
     
     支援の受け入れをめぐっては、先にシンガポールで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)特別外相会議で、ASEAN10カ国がミャンマーの最大都市ヤンゴンで25日に支援国会議を開催することに合意。ASEAN各国からの医療チーム受け入れも決まり、停滞する援助物資や要員の本格的な受け入れに向けてASEAN主導による受け皿を立ち上げることでも合意している。
     
     世界食糧計画(WFP)のヘリ9機が被災地入りが認められるなど、軍政側の対応に軟化の兆しもみえるが、国営紙の「ミャンマーの新しい灯」は21日、ミャンマー周辺で待機する米国の支援部隊は、受け入れないとしている。
     
     
     22日付のミャンマー国営紙「ミャンマーの新しい灯」は、軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が、サイクロン被災地を視察した様子を4ページにわたって詳しく伝え、復興が順調に進んでいると強調した。国連の潘基文事務総長のミャンマー訪問に合わせ、軍政の被災者支援が充実しているとアピールする狙いがありそうだ。
     
     同紙によると、タン・シュエ議長は20日、最大被災地、南西部エヤワディ管区の避難所や病院を訪れ、被災者援助について直接指示。復興作業を経た後に「最も発展した地域になるだろう」と語った。初視察が被災から2週間以上経過した後だったことについて、同紙は軍政指導部の話として、直後に現地入りしようとしたが、支援活動の本格化を待ったほうがいいと判断したとしている。(共同)
     
     
     サイクロン被災支援のためミャンマーを訪れている国連の潘基文事務総長は23日、首都ネピドーで軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長と会談した。事務総長は会談後、記者団に対し、議長がすべての援助要員の受け入れに同意したと語った。
     
     これまで国際社会の人的支援の受け入れに消極的だった軍政の姿勢が大きく転換、国連と東南アジア諸国連合(ASEAN)が中心になって25日に開く国際支援会議に向けて大きな前進だ。ただ、欧米や国連に強い不信感を示してきた軍政が、実際にどこまで協力するか慎重な見方も出ている。(共同)
     
    【バンコク=菅沢崇】
     
     大型サイクロンで被災したミャンマーへの支援態勢について検討する国際支援会議が25日、同国の最大都市ヤンゴンで行われた。東南アジア諸国連合(ASEAN)と国連共催で開かれ、欧米をはじめASEAN参加各国は支援の受け入れ方法や支援額を協議、ミャンマー軍政が渋っていた支援要員の全面受け入れに向けて、初の本格的会合となった。
     
     会議には50カ国以上の代表のほか20以上の国際機関や非政府組織(NGO)が参加。先に実施された国連の潘基文事務総長と軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長との直接会談を受けて冒頭、ミャンマーのテイン・セイン首相は「ミャンマー政府は復興と再建に向けて、いかなる支援も援助物資も歓迎する」と述べた。
    潘事務総長も「ミャンマー政府による支援受け入れに対する消極的な姿勢は、過去のものになると信じている」として、支援の全面受け入れを改めて促した。
     
     藩事務総長は支援活動は半年以上を要すると指摘、ミャンマーには支援物資3200トンが届けられているが、早急にコメや漁業用船舶、工場などが必要だと訴えた。ただ、一連の支援はいずれも付帯条件をつけないことを前提にし、支援物資の搬送は民間によるものに限り、船舶の出入りはヤンゴンに絞るとした。 (赤字筆者)
     
     こうした主張に対し、米国は被災者救済に向けて軍政が一切の条件を主張しないことを求めており、受け入れ態勢についてはさらに詰めの協議が必要だ。
     
     軍政側は災害復興に必要な資金を117億ドル(約1兆2100億円)と積算している。

     
     具体的にどういう形(システム)で各国からの支援を受け入れるのか?に関しては”あくまでも主導権はミャンマー軍事政権側”にあって支援を実施する側には”無い”ってなことだと思いますが・・・軍事政権側としては”首都”ネピドー近辺にさ諸外国の煩わしい人権云々とか言う連中とそれらに混じって欧米の「軍事関連スパイや工作員」が進入して来なければ良い・・・ってな短絡思考でしょうから
    実際に支援受け入れ地区を南部デルタ地帯に限定して、現在支援と称して該当地域に展開している国軍の大半を首都防衛と首都に通じる道路の封鎖検問に当たらせる為に”撤退”させる。
     
     特に欧米の軍関連の装備人員による領域への支援物資、支援要員の移送は認めたくない訳ですから、民間団体が独自に傭船可能な船舶には限界がありますから国連マークと塗装(ヤレヤレ)をした船舶航空機によるヤンゴン迄の輸送とし・・・・早い話が”軍事組織による大規模な支援活動”はやってくれるなっ!ってことですね。。。(はぁ~~あ)
     
     大体、以前の暴動の際に国連特使とさえ面会しようともしなかった上に、目の敵にしている国連の事務総長とタンシェが面会すること事態が異例と言えば異例なんですが(流石に、事務総長との面会を拒絶したら今後のミャンマー叩きが一層激化するのは、欲ボケ筋肉頭の軍事政権でも想像が付く、っと言えばそれ迄ですけど・・・)それにしても
    タンシェがああでもないこうでもないと条件を付けたにしせよ、事務総長の”説得”を聞き入れたもんだと・・・・事務総長が実際、タンシェに「何を言ったのか?」が実は非常に興味があるんですけどね・・・ヤハリ。
     
     いわゆる欧米型の人道支援概念を基にした”欧米型の「理屈」”をタンシェが理解出来るとは到底思えないんですよね・・・もしもこの理屈が理解出来るなら何も事務総長が出張って来る必要なんてのはそもそも無い訳ですから・・・(なので、上記で述べたように相当な電波与太にはなるんですが・・・)事務総長が出張った最大の目的は
    タンシェ自身と”直接”面会する事態を作り出すことこそだった(かも知れない)・・・・こんなことを言うと何ですけど「究極の人道支援」は支援を行う側の”徹底した自己犠牲によって成立する”が故に事務総長との面談でタンシェとその側近達が国際社会からの人道支援にあくまでも拒否の姿勢を採り続けるようなら数百万人とも想定される被災国民を含めた多くのミャンマー国民を救援する為に
    ネピドー等と言うそれこそ一般国民には無縁の首都に隠遁する軍事政権の連中をこの機会を逃すことなく消去する為のクルージング・ミサイルを。。。。。。この理屈なら欲ボケ筋肉頭の下品なヤクザでも十分に現実味を持って理解出来る。。。。
    (欧米型ロジック程軍事政権にとっては理解し難いモノは無い訳ですし彼らの理解は彼らが認識出来る理屈に置き換え可能な論理のみしか存在しないのですから・・・・)
     
     欧米(特に、ベンガル湾沖で待機している米軍)からすると、被災民支援活動と称する現場をタンシェ達が視察した以下のニュース映像が堪忍袋の尾を切らせるには十分だった可能性が非常に高い。
    r3409634233 Thanshe
     何処の世界に(四川大地震に見舞われた中華人民共和国でさえも・・・)自国の国民が未曾有の自然災害に見舞われて、多数の死者と行方不明者を出し生き残った人々も着の身着のままで九死に一生を得たような状況を国家指導者が視察する際に
    アイロンがバリバリに効いた軍服にピカピカに磨いた軍靴でも無い革靴を履いて胸に略章をジャラジャラ付けた格好で”助けってやっている!感謝しなさい!”風な態度と取り巻き連れたシーン
    であったことは(多分)間違いが無いでしょうね・・・・(ホントに馬鹿だわっ!コイツラは。。。)
     
     実際、軍事政権の対応に関しては以下のニュースにあるように露骨な不快感を示している

     
     マーシアル米国務副次官補(東南アジア担当)は20日、下院外交委員会小委員会の公聴会で証言し、サイクロン被害へのミャンマー軍事政権の対応を「率直に言って、あきれるほどだ」と批判した。
     
     米国は支援要員をバンコクに待機させているが、ミャンマーへの入国許可は出ないまま。
    副次官補は「2次災害を防ぐためにも、ドアはより大きく、速やかに開かれるべきだ」と述べ、外国からの支援受け入れに消極的な軍政に方針転換を促した。
     
     米国はこれまでに延べ36機の米軍輸送機で支援物資をヤンゴンに空輸。当初、輸送機から降ろされた物資は軍政が受け取っていたが、16日からは非政府組織(NGO)に直接手渡されるようになったという(共同)

     
     軍事政権側が”本当に”国際感覚が有り且(以前からこのブログで指摘しているように)国家運営の責任を負っているという自覚が存在するなら、パフォーマンスであるにせよ「ああした厚顔無恥で破廉恥な格好で被災者キャンプを視察する」なんて間抜けなことはしないもんです。
     
     腹に据えかねたにせよ、単にクルージング・ミサイルを撃ち込むだけではタンシェとその側近達が逃げ延びるような事態になってしまうと、前の投稿でも書いたようにASEAN域内が混乱に陥ってしまうが故にASEAN側は相当に(強硬に、ってことですが)反対した(非公式会議でね・・・)かと言ってタンシェ自身を逃げ場の無い公開の場に引っ張り出して”位置特定”をするには
    ”誰か”がタンシェとの直接面会の機会を作り出さない限り正確なピンポイント座標自体を特定出来ない。
     
     しかし、残念なことにそれだけの自己犠牲的な精神を持った政治家がASEANの中に存在しない・・・・っとなれば。。。。事務総長が自ら乗り出すしか”実は”タンシェ達が容易に理解出来る”脅し”を突きつけることが出来ない。
     
     事務総長うにした所で単純な自己犠牲なんてことを受けれいることは国連の存在理由そのものの否定になり兼ねないので”自分が十分に説得して、それでも駄目なら”的な条件付きなのは当然だったとは思いますが・・・・
    (TVニュースで流れる事務総長の表情からしても何がしか相当な決心と言うか苦悩みたいなモンが見えましたし・・・更にミャンマーから四川に直接入ってWen Jiabao首相と直接会って即効でミャンマーへ引き返すなんてのも何気にね・・・)
     
     多分、事務総長が示した支援策の中にはかなりな”シナリオとプション”があった思いますが、いずれにせよ軍事政権側が「どれか一つでも、シナリオとオプションを採用しない限り”今、この場で消毒する”」的な背景がなくては到底軍事政権側は理解も妥協も出来なかったのではないでしょうか・・・・
     
     軍事政権側は南部デルタ地帯が災害復興後はミャンマーの中で最も進んだ地域になる!・・・とか能天気なことを言ってるようですが、働き手の存在しない無人の荒野へ何処の誰が投資するんだ?っての。
    如何に無節操な投資ファンドでもそんな阿呆なことしたら金をどぶに捨てるようなモンだってのは百も承知している・・・・
     
     モノを知らないってのは・・・ホント、情けない。。。。
     
     
    6/25/2007

    JAPAN is still Third World?!:北海道-2 ミンチ肉偽装事件

     地方のニュースがこれ程全国規模で扱われるとは・・・(引用は代表的なモノだけを)

    6月25日10時59分配信 読売新聞
     
     北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」=田中稔社長(68)=の牛肉ミンチ偽装事件で、同社が認めてきたミンチ以外の肉でも偽装が行われていた可能性のあることが24日、元社員の話で分かった。
     
     社内で「ダイヤカット」と呼ばれていた4~10ミリ角の肉を、牛肉100%としながら、実際は豚肉などを混ぜていたという。食品メーカーの回収対象商品がさらに増える可能性が出ている。24日には、北海道警が強制捜査に着手し、取引先の「北海道加ト吉」(赤平市)による廃棄対象品の横流しも発覚。食肉業界の暗部で起きた不祥事が、さらに拡大した。
     
     ミート社の元社員によると、「ダイヤカット」はミンチに比べて粒が大きいため食感が良く、ミートソースなどに使われるほか、コロッケでの使用も増えているという。元社員は「ダイヤカットの偽装は社内では公然の秘密だった」と話している。
     
    最終更新:6月25日10時59分
     
    6月25日8時3分配信 スポーツ報知
     
     北海道苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」の「ミンチ偽装問題」について、北海道警は24日、同社と取引先の「北海道加ト吉」など十数か所を不正競争防止法違反容疑で家宅捜索した。
    道警は田中稔社長(68)の主導による会社ぐるみでの違法行為とみており、今後は田中社長の立件も視野に捜査する。捜査に先立ち、田中社長は事件の責任について「消費者にも問題がある」などと発言した。
     
     午後2時半、段ボールを持った道警の捜査員30人が続々とミートホープ社に入った。窓ガラスには青いビニールが張られた。
     
     ミート社は豚肉や鶏肉を混ぜて偽の牛ミンチ肉を製造。伝票などに「牛100%」と原料表示を偽って北海道加ト吉に販売した疑いが持たれている。加ト吉や日本生活協同組合の鑑定で、ミート社の原材料を使った「牛肉コロッケ」から豚肉や鶏肉が検出された。
     
     道警はこれまでミート社などから資料の任意提出を受け分析し、幹部から任意で事情聴取。田中社長の指示で長期間にわたり大規模な偽装が行われたと見て、詐欺容疑の適用も検討している。
     
     午前10時、捜索に先立ち、同社前に茶色いチェックのシャツというラフなスタイルで現れた田中社長は「業界全体の体質も(警察に)説明しなきゃいかんと思うし、販売店も悪いし、半額セールで喜んで買う消費者にも問題がある」と神妙な面持ちで解説。
     
     さらに「もちろん私が一番悪いんですけども…消費者自体も安いものばかり求めるから」と“被害者”であるはずの一般消費者に責任の一端をなすりつけた。
     これまでも田中社長は発言を二転三転させてきた。
    問題発覚の20日、ミンチの偽装は工場長からの求めに応じたものだったと説明。同じ機械を使うことで牛肉と豚肉が混ざったとも話したが、同日中に翻し、故意に混ぜたことを「考えられない訳じゃない」と暗に認めた。
     
     翌21日「私がいちいち(肉の混入現場の)横にいたら大変ですよ」と笑顔で自身の関与を否定。しかし同じ会見中に長男の等取締役から「本当のことを言ってください」と責め立てられ「コストを下げるため牛肉に豚肉を混入するよう指示した」と偽装の主導を認めている。
     
     ミート社によると、牛ミンチの取扱量が増え始めた7、8年前から偽装が常態化。牛肉どころか豚肉すら検出されない「牛肉コロッケ」まであった。産地の偽装や賞味期限の改ざん、袋を偽造してブランド肉を装ったり、肉を赤く見せるための血による着色、
    果てには水を注射しての重量アップ疑惑など、同社は偽装のデパート状態となっている。

     
     この一連の事件報道を見て僕が最も何を感じるか?っと言いますと、いわゆる”中央と地方の格差問題”と称されるモノなんですね。
     
     つまり、”中卒のワンマン社長が一代で築き上げた地方の「有力」企業”がそのワンマン社長のDPRKの将軍様様ながらの独裁体制が引き起こした一般消費者と社会を舐め切って起こした事態・・・・というのが事件の概略だと思うんですが
    それ以上に重要なことは”長年に渡ってそうした「違法(?)」な偽装工作”をその会社に勤める従業員が「知っていた」ことなんですね(従業員も一蓮托生だ!と言うのは非常に簡単ですが。。。そうではないんです・・・)。
     
     多分、多くの従業員の人達は「何かおかしい」とか「これは違法行為じゃないか?」とか「反社会的な行為なんじゃないか?」っと薄々(又はかなりシッカリと)認識していたにも係らず、『生活の為には』見ざる、言わざる、聞かざるを決め込んでいた。
     
     例え、そこで働いて貰える賃金は傍から見るとビックリするような金額で、何か質問みたいなことを会社側(社長にかな)に聞こうもんなら問答無用で「辞めろ!、今すぐ帰れ!」等と言われ解雇権を行使されてしまう(乱用ですね、多分)・・・
    そんな目に会ったら、ただでさえ就業機会の少ない地方ではアッと言う間に路頭に迷ってしまう可能性すらある・・・社長もそんなことは百も承知している上に従業員のこと等それこそ本業通りに牛や豚等と同じ家畜程度にしか認識していないから
    「何か文句があるなら構わんよ!辞めちまいな!他に働ける所があるなら」・・・・っと地方に居住する従業員の弱みに付け込んだ待遇と処遇を平気でする。
     
     すなわち「生活の為には反社会的(違法又は犯罪的)な行為であっても黙って従う」と言うのなら「生活の為に犯罪を犯すことも止む無し」という理屈になってしまう。
     
     いわゆる道徳心とか正義感、社会性、良心等といった人間本来が持っている(はずだ)と思われるモノを捨てても生活の為には仕方がない(?)・・・そんな”綺麗ごと言ってたら生活出来ない(職が無い)”のだから黙って働いていれば十分ではないけど給料が貰えるんだ(?)、
    雇って”くれて”お金迄”貰える”んだから会社が何しようが知ったことではない????
     
     さてさて、何時から北海道は日本という先進国の中にありながら第三世界の地方と同じになってしまったのでしょうかね?
     
     ASEANではそれこそ地方出身の低学歴者は、自分の目の前にいる「顧客」が支払ってくれる金が自分の給料の源泉になっているんだ!っという当たり前のことをなかなか理解出来ずに、雇ってくれて給料を支払ってくれる経営者に忠誠を誓ってしまうが故に
    最大の百貨店であってもそのサービスの悪さには誰もが度肝を抜かれてしまいますし、国内最大のビール会社が経営する田舎にあるホップ園では無学歴な農民を最低賃金を平気で下回る給料で酷使しますが、肝心の農民達は
    収入が不安定な農業よりもそれこそスズメの涙みたいな給料でも一定金額が安定して貰えるホップ園の労働の方が結果として生活の為には辞められないし、辞めた所で他に雇ってくれる当てがある訳でもない。
     
     更にヒドクなると、マフィア(完全な犯罪組織)が栽培をさせている違法薬物(ケシ)栽培を違法だ!っと知りながらも(散々、政府機関や公立学校等が教えている)(安定した収入を得る)生活の為にはケシ栽培を続けている・・・・・。
     
     そうした反社会的な仕事をさせている側も地方にはそのレベルに関係なく安定した収入を得られる仕事も働き先も無いのは百も二百も承知しているから、そうした環境で働く人達が独立(離反)しない程度で且恨みもしない程度の金額を渡し続けるがそれこそ生殺与奪権限を握っている
    (又は握られている、っと双方が勘違いしている)為に支配者は横暴さと寛容さを使い分け、被支配者側は支配者の理不尽な気まぐれの被害に遭わないように支配者側にオベンチャラを振り撒く(早い話が、ご主人様~~殺さないでくれぇ~~!ということ)。
     
     第三世界の場合はそうした被害に遭う多くは確かに中学も満足に出ていない地方出身者が多いので、いわゆるモノを知らない人達ですから(このモノを知らない怖さと言うか危うさは半端なモノじゃないんですが)分からなくもないんですが・・・・日本で同様のことが起こってしまうことの奇怪さ???
     
     ・・・と言うのは実はかなり遠慮した書き方でして(笑)、僕の本音としては今回の事件が起こった北海道に限らず日本の中小企業や地方で散見される事柄と第三世界で起こる事柄とはほとんど同じレベルだ!っと実は確信している。
     
     以下はちょっと皮肉を
     
     大したもんじゃないですかぁ~!中学出なのに一代でこれだけの会社を興してアイデアマン(違法行為を思い付くってことですが、笑)社長で、何か大臣表彰も受けている・・・・地方の自慢出来る企業ですよ。
     この地域に居住する人達にも就業機会を与えてくれているっ!感謝しなくてはねぇ~・・・・地元の名士ですよ名士!え??何?違法行為?反社会的行為?アンタっ!なぁ~~にを言ってるのっ!他には喰って行けないんだよぉ~!生活の為っ!
    生活の為には泥棒だって何だっていいんだよ!みんなでやってんだから!
     
     ぅう~~ん、主語を省いて書くと日本の話なのかASEANの田舎の話なのか全く分からないなぁ~~~・・・・。
     
     日本って本当に先進国なのかなぁ~~~~????
     
    11/22/2006

    Human dignity: Domestic Violence Despair makes cowards courageous

     タイの地元新聞を読む・・・から以下のニュースを

     
     18日未明、都内バーンスー区内のアパート内で、酒に酔った夫が妻に暴行を振るっている際に、生後1ヶ月と8日の男児の上に倒れ込み男児が死亡するという事件が発生しました。
     
     警察の取り調べによると、18日未明3時頃、母子が一緒に寝ているところに、酒によって帰宅した夫が言いがかりを付けた上で妻に殴る蹴るの暴行を振るい、その際に酔っぱらった夫がバランスを崩し子供の上に倒れこんでしまったことが原因で男児が死亡したと見られているようです。
     
     夫婦は共に17歳で、妻側の母親(43)によると長年付き合いがあった二人の間に子供が出来た事を契機に夫が両親と暮らすアパートで一緒に暮らすようになったようですが、日頃から夫による妻に対する暴行が絶えず、一回は実家に連れ戻そうとしたものの、夫に暴行を振るわれた上で無理矢理連れ戻され、更に最近では夫の暴力に絶えかねた妻が男児を夫の両親に預け友人の家に寝泊まりする事も多かったようです。
     
     いずれにしても、ある意味でタイ社会の底辺に根付く病根を集約したような事件と言えるかもしれません。

     
     オーナーさんはこの問題を
    いずれにしても、ある意味でタイ社会の底辺に根付く病根を集約したような事件と言えるかもしれません。
     っと捕らえていらっしゃるようですが・・・・僕のドメスティック・バイオレンスdomestic violence, DV)に関する基本的な理解は、先進国、第三世界、人種、宗教、教育の高低等にはほとんど関係がないのですはないか?なのですが
    第三世界的な特徴を挙げてみるとするなら(多分、オーナーさんはそうした状況をひっくるめて上記のような書き込みされているのだとは思いますが)・・・
     
     第三世界の場合は先進国と”比較して”早婚傾向が強い訳ですし、このブログでも何度か触れているように社会性(見ず知らずの他人同士が生活環境を共有する都市部等で必要とされるような社会性)が未発達のままで(無知な)性交渉、(無知な)妊娠、(無知な)出産という状況に陥り易い環境であり
    (早婚が風習であり、肉体的にも女性の場合、初潮を迎えると物理的に(?)外見が劇的に変化したり等の様々な要素が関係している)そうした若年層に、自分達が社会の基本的な単位である「家庭」を確立し営む・・・といういわゆる社会的な人間としての役割が認識出来ないまま
    父親、母親といった(社会的)役割を周囲から求められることによって、本人達の(幼い)認識とはかけ離れた状況を許容することがイコール”自由度の減少”という理解になって「家庭崩壊」に(実はこの表現も正確ではない、っと考えます、
    なぜなtら当人達に家庭を築いたという理解がそもそも成立していないからですが)至るケースが非常に多い訳ですが、こと報道にある若年層のDVの場合は
     
    (特に家名を引き継ぐ男子にその傾向が強く又家庭の中でも男子に対する対応が想像を絶する程の”過保護(甘やかした対応)”に育てることから親離れ子離れが確実に行われないことが多い・・・という現実的な前提があります)
     
    1. 男性側に相手が性交渉によって妊娠して出産し子供が現実に目の前に出現したことを”自分の責任”として理解することが出来なかった。
    2. 自分の責任として把握出来ないイコール自分自身の身の上に起こった事実として認識出来ない(いわゆる無責任体質というヤツですが)。
    3. 社会(この場合は”自分の家庭”)に責任を果たすとはどういうことか?を誰からも教育も指導もされていない為に、その責任の”果たし方”を知らない。
    4. 知らないこと(未知の事柄)を周囲から強要されることは(男女問わず)過大な苦痛であり多大なストレスになる。
    5. そのストレスを解消する方法や学習方法等も又未知の事柄であり、八方塞の状況に陥ってしまう。
    6. 相手方の女性も知識や社会経験レベルでは男性(夫?)と同様のレベルではなっても、実際に妊娠出産し子供の面倒を見なくてはならない、という現実から男性に対して「(これから)どうするのか?」、「どうする気(考え)なのか?」をその現実感から男性に対応する為に相手にとっては過大なプレッシャーになる。
    7. 双方イーブイコールの責任として協力する方法やその為のコミュニケーション方法を獲得していない為に、どちらかの一方的な責任の擦り合い的な状況になってしまい、未知の事柄に対する回答を求められるプレッシャーから逃れる為に直接的な行為(暴力)に訴えてしまう。
     といったことが考えられます。

    Memo:
     
     Regular-Projectの中で実施している「奨学金事業」では、その対象者に必ず面接を行うのですが(保護者同伴)、中学、高校迄は未知の分野を既知に変換するという意味で「知らないこと、分からないことを無くす為に」という理由は十分なモノだとは思いますが大学へ進学する理由とするにはちょっと説得力に欠ける
    ・・・と思うのですが、5年目に入っても「なぜ、大学へ進学したいのですか?」「何を大学で勉強したいのですか?」という面接官の問いに当人のほぼ9割は答える事が出来ませんし代わりに保護者が
    「何も知らない子供なんで大学へ行くことでその内自分でも分かるようになると思います」という返事が返ってきます。
    (中には「自分の考えを言って下さい」という面接官の問いがとんでもないプレッシャーになって、泣き出したり失神してしまう学生も出る始末で、現在もその状況は大きく変わってはいませんが・・・)
     
     こうした事態は、第三世界の中等教育自体に問題があるのであって、必ずしも保護者や当人達の問題が大きい訳ではありません。
    (とは言うものの、大学へ進学するイコール無条件で低レベルの生活環境から抜け出せる訳ではないのですが、保護者のほとんどが中卒程度である為に無邪気に信じている人達が多いのも事実ですが・・・・)
     
     ・・・しかし、sexに関する部分は十分大人なんですけどね・・・・はぁ~あ、ヤレヤレ。

     
     つまり、自分の知らない事柄への対処を求められる状況と言うのは、若年層(実際は30歳代辺り迄)にとっては非常に苦痛な状況である為にその暴力行為も相手の女性を支配したい、等と言う先進国的な事態とは違う可能性が考えられます。
     
     (非常に狭い村落共同体内での社会性がある程度付いた)20歳代後半の男性(独身又は既婚者)であっても、自分の目の前に出現した問題の解決方法が(大方は未知の事柄ですが)不明の場合、その問題から”自らが”逃避する・・・という決着を簡単に採用するのも一般的です。
    (最悪の場合は自殺で、一般的な場合は都会や観光地、海外への出稼ぎに参加することで、その問題を「見なくても良い状況」に自らを置く、というものです)
     
     問題から逃避する手段を確保出来るのは、経済的な領域が最も影響する訳ですが、その方法を確保出来ない人達(若年層)は「多大なプレッシャーを受ける環境」から抜け出す手段さえもない訳ですので、タイトルにあるように「窮鼠猫を噛む」事態を招いてしまう。
     
     こうした問題は、前ログで書いたことに加えて第三世界における初等中等教育の問題、貧困層における社会性(コミュニティ、歴史、風習、慣習、掟etc、etc)等の様々な要素がその根底にあり且つ現代のメディア社会によってもたらされる情報過多に加えて
    都会や海外での性風俗産業に従事したことによって得られる経済的な見返りと持参される偏狭な情報等が複雑に関係しながらDVやHIV罹患者の増加等とい現象として現れて来る訳です。
     
     学校の建物を作ったからというだけで解決する問題ではないんですけどね・・・・・
     
     
    11/17/2006

    Human dignity. Is it instinct? Or ...:悲しい出来事

     相変わらず、こんなニュースが・・・タイの地元新聞を読む、からです。

     
     ウドンターニー県県都の警察当局は16日までに、14歳の少女に売春を強要していた容疑で29歳の母親を逮捕しました。
     
     今回の逮捕は、少女の遠い親戚の女性(47)が少女を連れ警察に告発した事により実現したもので、女性は警察に対して少女は主に外国人ビジネスマン相手に売春を強要され、少女が断った場合は暴行を振るっていたと証言しているようですが、逮捕された少女の母親は警察に対して、
    告発した女性は自分とは仲が悪く、腹いせに嘘の告発をした、少女を殴ったのは交友関係をなじる為だったと語り容疑を否定しているようです。
     
     報道では触れていませんが、母親は15歳で少女を生んだものの、相手の男は親権を放棄し行方不明になり(娯楽が少ない地方部では、まだ社会常識が身に付いていない若いうちに後先を考えずに男と関係を持ち子供をもうけ、その後相手の男に逃げられるというパターンがしばしば見られるのではないかと思います)、
    その後少女を親戚に預けファラン相手の水商売に身を染めたことで、性に関して極端にルーズになっていたのでは無いかと勝手に想像しております。

     
     オーナーさんは後段で
     報道では触れていませんが、母親は15歳で少女を生んだものの、相手の男は親権を放棄し行方不明になり(娯楽が少ない地方部では、まだ社会常識が身に付いていない若いうちに後先を考えずに男と関係を持ち子供をもうけ、その後相手の男に逃げられるというパターンがしばしば見られるのではないかと思います)、
    その後少女を親戚に預けファラン相手の水商売に身を染めたことで、性に関して極端にルーズになっていたのでは無いかと勝手に想像しております。
     っと、かなり抑えた論調を書いていますが・・・・(特に”勝手に想像しております”と書いているいる辺りがザクっと堪えるんですが。。。)
     
     こうした問題の背景には大まかに、
    1. 地方居住者の場合、哺乳類としての人間が持つ出産適齢期の本能的(多分)な外見上のディスプレィ(変化)が都市部、先進国と比較して著しい為に元々低年齢での妊娠、出産が恒常的だった(特に著しいのは山岳少数民族系)。
    2. 男尊女卑型の社会通念と多種多様な娯楽が存在しない為に直接的な(本能的な)快楽イコール性交渉という社会構造の存在。
    3. メディアの発達によって、いわゆる都市型(先進国型)性風俗:性交渉が先ず在りきでその性交渉が恋愛等の関係を開始するシグナルになるという誤解:が流入して性交渉をすることが即都市型風(新世代風)だとする風潮の蔓延。
    4. 人間の尊厳という観点に立ったまともな性教育が家庭でも教育機関でも全く行われていない。
    5. 係累の女性が出産した子供はその出自には関係無く、その係累が協力して世話をする、という互助的な関係性から妊娠出産という事態に重大な意味を持っていない。
    6. 母乳による乳幼児の発育方法が若い世代ほど軽視される傾向が強い為に、昔とは違って出産即経済的な負担が増加する傾向が強い(若年出産の場合、親子関係の確立に至らない場合が圧倒的に多い)。
    7. 地方では(都市部でも)低学歴者又は未就学で貧困層に属する人間が就業可能な職種は皆無に近いことから、都市部への出稼ぎに頼らざる得ない。
    8. 都市部でも低学歴者、無縁故者(コネの無い人間)、貧困者が就業可能な職種は存在しないので、勢い性風俗産業に従事してしまう。
    9. コミュニティ(それが如何なる形でも)に所属しない限り、個人として生存出来る確率が著しく減少する為に性風俗産業コミュニティ(当然、下は街娼から上は公認のMPの従業員と当然の格差が存在します)にその生存を委ねてしまう。
    10. 性風俗産業に従事する中で得られる”社会常識”は自分が所属する性風俗産業コミュニティの社会常識であり、一般的な社会のソレとは大きくかけ離れていることを当人も周囲も認識することが出来ない。
    11. ファラン(白人系外国人)相手の性風俗の場合”若いこと、金額によって行為の忌避基準が低下すること、幼児性愛者が確実に存在しその分野の金額が成人による売春よりも高いこと”等を常識としてしまう。
    12. 20歳代中盤迄でに何がしかのパトロンを確保出来なかった場合、自分が出産した子供を自分の身代わりとして積極的に性風俗行に従事させないと自分達の生活が成り立たなくなる。
     等があげられます。
     
     こうした背景は、連鎖的に発生するのではなく、それぞれが同じ次元で複雑に関係し合いながら同時に存在する為に、どれか一つを改善しても他の問題を解決する迄には至らないばかりか、改善中の生活保障の問題等も含めて一筋縄では行かない、というのが実情です。
     
     Special-Projectカテゴリーでも述べているように、いわゆる社会復帰プログラムを実施したくても該当者に全く(一切の)現地語による基礎概念を理解可能な知識や経験としての蓄積が成立していない為に幼稚園児に対する再教育的なレベルからを20歳前後の人間に対して行わなくてはならない
    という状況が一般的であることから、現段階では有効な社会復帰(どういう社会への復帰なのかには大きな疑問があるのですが)プログラムを確立するには至っていない訳です。
     
     こうした問題の一種の解決策として「需要と供給の関係性から、需要を無くすことが先決だ」的なモノがありますが(幼児性愛嗜好の人間は問答無用で論外ですが)、売春でしか生活の糧を得る方法も知らず、それ以外の方法を得るには社会構造を抜本的に改革しないとならない第三世界では
    需要が一切消滅した場合、その被害をこうむる大多数の人間が現実に存在する為に一概にそうした方法論を支持することが出来ません。
     
     更にこの問題が深刻なのは、こうした買春市場が外国人のみによって形成されている訳ではなく、同国人による買春市場の方がはるかに大きく(当然なんですが)、その為に”同国人だと安心して信頼したばっかり”に同国人内での人身売買マフィアの餌食なったり
    逆に貧困から(生活苦と言うよりは親の遊興費ほしさにの場合が多い)自ら又は親がそうした人身売買マフィアに積極的に加担したりするという状況が後を絶ちません。
    (現状では絶対貧困の苦しさから已む無くというのは全体の約3割程度で残りは、地方での生活を都市並みの物質的な裕福さを求めて積極的に加担する場合が多くなっています)
     
     さて、ホントにどうしたもんでしょうか。。。。。。心が寒くなる訳でこうしたニュースと見るにつけ
     
     
    11/14/2006

    A difference of sense of values.:Human rights etc

     Mikeさんのブログで前回に引き続きこの話題が提起されていますので・・・”マレーシア シャーリア法問題 ボイコットに進展?”・・長くなりそうなのでこちらで棒の考えを書かせて頂きます。
     
     特に僕が書いたコメントに対するMikeさんのコメントに注目したいと思うのですが・・・その前に僕の立場をはっきりさせておきます。
     
     先ず、僕も含めて僕らの組織が実施していることは単にASEANの貧困地域を経済的に振興させるだけに限らず、このブログでもかなりASEAN域内の政治、社会的な問題点を(かなり辛らつに批評していますが)一般国民の段階から具体的な事例をOJT形式で利用しながらその意識を高めて行ってもらおう・・・というモノです。
     
     ですから、必ずしもASEANだから、第三世界だから許される事柄がある!という立場では決してありませんが、いわゆる欧米型の概念や価値観をこの地域の人達がゴクンと飲み込めないままに表層的、表現的な言葉の伝達だけで(外からのスキームチェンジを)行おうとしても
    歴史的、風習的、慣習的、文化的な概念を簡単に変更するのは難しいばかりか彼らにとってそれはあくまでも外の概念や理論であり自分達の血肉にはならないが故に遅々とした歩みだろうとは思いますが少しでも彼らが欧米型の高次元と言われる概念を勝ち取れる一役を担っている・・・というモノです。
     
     では、Mikeさんのコメントを以下に引用させて頂きます。

    MikeRossTky
    ASEANさん、
     
    When in Rome, Do as Romans、これはみんな理解していると思います。しかし、観光客が合法に部屋を借り、”宗教警察”が夜の2時に”相方を見せろ、そして、結婚証明書を見せろ”と追求されたのであれば、その余波がインターネットの時代に起こるのがおかしいとは言えないと思います。まして、マレーシアの場合は国を挙げて観光客の呼び寄せや引退夫婦の隠居場所の提供を行おうとしているのですから…
     
    また、このような問題が現地人間では取り上げられないのは当たり前じゃないのですか?
     
    間違えであれば、それなりの対応を行う必要もあったのではないでしょうか?行っていれば、ニュース沙汰にはならなかったかも?
     
    もし、これが、一般の人であってもおかしくないですか?
     
    Aseanさんの最後の発言にも問題があるのでは?
     
    <<そのアメリカ人の方々には申し訳ないですが、それなりの理由があった、っと思うのですが・・・・
     
    それなりの理由があるのなら、その理由が示されなければならないのではないでしょうか?それが”人権”を守る事の基礎になりませんか?
    マレーシアに住む他の人が宗教警察の行いに歯止めをかけるような発言や行動をとらない限り、絶対権力は絶対悪を生むのでは?この貸しアパートのどこかに違法行為を行った人物がいたかもしれません。それなりの理由があったのなら、それを公表して誤る必要があると思います。
     
    また。
     
    <<夜中の2時に”わざわざ”出かけていったのにも関わらず、ご苦労さん賃を当の米国人が出さなかった可能性もあるでしょうし・
     
    なぜ、ご苦労さん賃を人権を侵害された側が出す必要があるのでしょうか?いくらなんでもおかしくありませんか?
     
    もし、このような発言の環境がマレーシアであれば、ぎゃくに観光客の誘致を行うこと自体を政府は行わないほうがよいのではないでしょうか?マレーシアは最低限の人権が国民・外人共に守られる国を作る必要があるのではないでしょうか?
     
    最低限の人権。これが課題です。

     
     Mikeさんも仰っていることですが、どうもこの騒動(敢えて)は最近のインターネット事情を反映した感を非常に受ける訳ですが、ちょっと冷静になって考えてみると「いきなり人権問題に発展するような事柄」・・とは思えない訳です。
     
     欧米のいわゆるダブル・スタンダード的なことを言うつもりは全くありませんので僕の実体験を下になぜ、そう思うかを述べてみますと
    僕は米国生まれですから当然SecurityNoを持っていますしServiceの経験(まぁ、学位の為もありましたが・・)もある訳ですが、米国内で何度か警官や国境警備隊員に運転中を止められて職務質問を受けた経験があります(僕の容姿のせいだったのか?は未だに不明ですが・・・ははは)。
     
     別に不振な行動を取っていた訳でもスピード違反でもないにも関わらず、かなり辛らつで「そんなプライベートなこと迄答えなきゃならないのかい?」っと疑問に感じるモノ迄ありましたが、僕の身分が確認された後に彼らからいわゆる”謝罪”めいた言葉を貰った記憶が全くと言ってよい程にありません。
    又、米国の大都市等の交通警官は明確な交通違反もしくは支持に従わない場合は、英語が通じる通じない、米国人、外国人に関係なく問答無用で違反切符を切る、というのは何も珍しいことではありません(特に空港なんかでは厳しいですね・・・経験あり。。。トホホ)。
     
     つまり、警察機構の人間がその職務上の権限を行使する場合・・・例え欧米先進国と言えども人権なるモノを徹底的に考慮した行動を取るとは限らないのではないか?っということです。
    (言葉使いや物腰はまぁ~それなりかも知れませんが・・・ハイウェイパトロールの職質の際にはそうでもなかったですけどね・・・)
     
     役人が特に逮捕権や許認可権を直接行使出来る役人が現場でその対象者から何らかのExcuseを聞くというのは、その対象者が明確な法律違反をしている場合、必ずしも妥当なモノではないと考えるのですが、その理由は本来その国の国内法が適用されるはずの行為に対して
    現場の役人の裁量や判断で・・・つまり人治で・・・放免しうる可能性が発生するのであってその中には明確な二重犯罪とも言うべき”賄賂”が絡んでしまうことさえも考えられるからに他ならないからです。
    (誰がとは言いませんが、日本で二度程、決定的な交通違反をして英語で対応して国際免許証を提示することで無罪放免になった人間を知っていますが、あははは)
     
     誰であれ、該当地の国内法を遵守しなくてはならないはずですし、明確な法律違反が存在する場合、その法律の執行は人治でなされてはならないはずなのです(自由・民主主義・法治国家とは原則そうでなくてはならないはずだからです)。
     
     では今回の騒動の発端となったアメリカ人カップルの部屋への真夜中(02:00am)の訪問とそれに伴う結婚証明書を出せ!の女性を見せろ!のという行為がいわゆる人権を無視したモノなのか?というのは
    その警察官の行為が違法なモノであったのか?っという観点からしても、必ずしもそうとあ言えないのではないか?っと言うことです。
     
     なぜなら、その警察官(宗教警察という名称は必ずしも妥当ではありませんので)は、イスラム教の教義に背く行為が行われている可能性がある(らしい)という通報を受けて出向いたことが分かっていますが、その訪問が午前2時であったことは中国等の官憲がわざわざ仕掛けるのと同様に
    (イスラム的に)背徳な行為を行っている現場に踏み込む場合、疲れて(?)寝入ってる所を狙うのは対象者の決定的な現場を押さえるのと同時に下手な言い訳を許さない、という方針からしても別段不自然でも人権を無視してやろう等と端から想定していたとは思えない訳です。
     
     問題は、此処からです。
     
     (多分)その米国人カップルの部屋をノックした警官は対応に出た米国人(退職警官だそうですが)を見た瞬間に「アッ、これは拙いなっ!」っと感じたはずのなのですが、その段階で相手の立場も前職も分からない上に長期滞在者なのか?それとも短期観光客なのか?に加えて
    ムスリムと正式に(改宗して)結婚しているのか?それとも駐在外国人に多い(残念ですが)マレーシア人女性を現地妻にしているのか?迄は判断が出来なかった。

    Memo:
     
     現地駐在をしている外国人(特に中高年)はその職場の中で、現地妻にするならムスリムは色々な意味で厄介だから出来る限り避けろ!っと注意を受けるのが一般的です(なんだかなぁ~ですけどね)。
     
     更に現地の認識としては(マレーシアに限らず他のASEAN諸国でも)若年の外国人駐在員よりも中高年の駐在員の方が現地妻を囲っている割合が断然に多いことも事実として認識されています。
     
     故に、今回のように退職者であったが為によりイスラム教の教義に反しているのかいないのかを確認する必要性を感じたのも確かなのです。
     
     該当する米国人の退職警官自身が問題を持っている訳では決してなく、彼以外の多くの中高年外国人駐在員が示す普段の言動が彼に対しても同様の不信感を抱かせてしまった上にその相手がムスリムで、改宗の意思もない単なる現地妻ということになれば本人以上にその相手になっていた
    ムスリムへの懲罰も当然考慮しなくてはならない・・・というかなり難しい状況になっていた、っと考えられます。

     
     更に此処から”When in Rome, Do as Romans”の理解と実践が如何に理屈では分かっていても難しいか・・という事態になっていきます。
     
     マレーシア”名物”とでも言うべき(他のASEAN諸国も同じですが)役人特に逮捕権を持って拳銃を携帯する警察官に対する”恒常的な小額贈収賄(賄賂)の習慣”が(多分)この米国人退職警官には理解の外だった可能性があることです(彼が現役時代、公正な警察官であったなら尚更です)。
     
     全てのマレーシア人はIDカードや免許証に常に小額紙幣を挟み込んでおいて、警官に突然(犯罪者ではない極一般的で善良な人間の場合は特に突然です)静止されたり違反だと車を止められた場合にその小額紙幣を挟んだIDや免許証を黙って差し出すことが当然の行為となっています。
     
     なぜなら、第三世界では強権を発動出来る立場にいる人間に対してその行為が不当である!と抗議しようモノならまるで手品のように違法行為をしたとする証拠が出現することが決して珍しいことではないからなのです。
    (違法薬物のパケットからスピード違反の記録に至る迄、先ず無い物は無いっと考えるのが妥当です)
     
     こうした、平穏な生活に突然降りかかる公権力による災厄の回避に始まって家庭ゴミの回収をスケジュール通りに実施して貰う為にも第三世界の多くでは小額賄賂を渡すことは”必要(悪)経費”だとして誰もが理解している(常識になっている)のです。

    Memo:
     
     タイ等でも、運転免許証の交付に際して原則運転免許試験を受けなくてはならないのですが、その申請に地方の農民が出かけると未だに担当者から「字も読めないだろうから、合格するのに時間を費やすよりも自分に200Bht(約600円)払って貰えば、すぐに免許証を発行して上げるよ」ってなオッファーが
    あるのが普通でもあります。
     
     生活の為に(農作業や出荷の為に)すぐ必要だからと勉強等したことの無い人間に試験勉強をしろ!っというのも何だから、ということなのですが、こうした役人の妙に国民を見下した温情(?)の結果、街中を走る車を運転する人間の実に6割は交通法規を知らないどころか
    交通標識さえ読めない・・・というとんでもない事態になっているばかりか、どれだけ旧正月時期の飲酒運転を止めようキャンペーンを張ってもその時期の交通死亡事故件数を減少させられない・・・という泥縄悪循環になっているのも事実です。

     
     Mikeさんは、こうした小額賄賂を渡すことに対して(僕はその前のコメントで「ご苦労さま賃を支払う云々」と書いたのですが)”人権侵害を受けた側がどうしてそんなモノを払う必要があるのか?”っ仰ってる訳ですが
    マレーシアでは例え、全く違法行為をしていない善良な人間(マレーシア人がです)であっても官憲から身に覚えの無い事柄で静止を求められた場合「身に覚えが無いから”こそ”」手挟んである小額紙幣を黙って渡すことで余計な摩擦(どころの話ではないのですが)を回避する訳です。
     
     僕の前のコメントで「その米国人に何らかの問題があったかも知れない」というのは違法行為をしていたということではなく、マレーシアの警官と他の一般国民には極々常識であった小額賄賂を渡さなかった可能性が大いに考えられるからこそ”何らかの理由があったのでは?”っとしたのです。
     
     もしも、Mikeさんの仰る通りにWhen in Rome, Do as Romanであるならば、マレーシア人が普段行うように、自分には一切の非も違法行為も無いが故に速やかにその警官に引き取って貰う上でも小額賄賂を渡すことがWhen in Rome, Do as Romansなのではないか、っと考えるのですが?
     
     再度、申し上げますが、こうした風習(慣習)が決して良いモノであろうはずはないのですが、このブログでも何度か取り上げているように多くの第三世界では役人は先進国のようなCivil-Serviceという概念には未だ遠い
    為政者(統治者)の代理執行人
    という理解が一般的である為に、小額賄賂を受け取る役人の多くはそれを”賄賂”とは認識していない・・・役人に対する(役人が持つ当然の権力に対する)上納金(?)程度の理解しかない・・・のも悲しいかな事実です。
     
     次に(まだあります)、その警官が果たして英語が流暢であったとは到底思えないことが事態を更に悪化させた可能性が考えられます。
     
     当然、単独での夜中の訪問等はしなかったはずですから、何人かの警官の中で地位が高いか古参の警官が交渉したと思いますが(報道では外国人向けコンドミニアムのようですから)その代表した警官は普段は仲間内で(多分)「自分は高等教育を受けているので英語は十分に堪能だ!」と
    吹聴していたに違いがありません・・・そうしないと彼の面子を仲間内で保つことが出来ないでしょうから。
     
     一般的にASEANでは警官に対する一般国民の尊敬は全くと言ってよい程になく単に「傲慢で、何かにつけて金を取る輩」としか認識されていないことが多いので、肝心の警察官側も同国人に対する対応は傲慢を超えて熾烈にさえなる場合が多いのですが、それがこと外国人へとなると
    「馬鹿にされたくない!」という意識が優先されることになって威丈高に振舞ってしまうことが多々見受けられます。
     
     当然、夜中の2時にいきなり部屋に来られた方は「何事か?」っと思うでしょうし就寝中を起こされた訳ですから幾分機嫌も悪かったでしょう・・・・その結果、言葉も幾分刺々しかったとしても不思議ではありません。
     
     そうした対応に対して肝心の英語が流暢なはずの地元警官は、自分の面子を失わない為にも、相手の機嫌の悪い状態での英語はほぼ100%聞き取れないが故に自分達の要求(結婚証明書を提示、本人:女性:を見せるetc、etc)等を声高に要求する以外に道がなくなってしまった・・・・訳です。
     
     残念ことに第三世界で威丈高に振舞う又は面子に拘る、妙な歴史的名誉に拘る(誇り高いと普通は表現されますが)人間程、実はそれ以外に拘れるモノが無いが故に異常に拘ってしまう傾向が強くなってしまいます(中東のアラブ人も似た所がありますが・・・)。
     
     つまり、その警官達は
    1. 統治者の代理執行人でありイスラム法を含む法律を守る立場の人間であるという誇りを持っていた。
    2. 外国人それも米国人を相手にするにはその英語力が余りにも貧弱過ぎた。
    3. 普段なら、人数分の賄賂を差し出される場面であるにも関わらず、不機嫌で声高で(?)早口の英語で対応されてしまった(拒否されたことが無い人間が明確に拒否される場面に遭遇してしまった)。
    ことによって、警官達の対応はエスカレートして行ってしまった・・・・っと思われのです。
     
     第三世界の役人がその場で自分達の非を認めて相手に謝罪する等という行為は(例え先進国でも)大変な勇気が必要ですし、ましてや同僚が居る場合には決してそのような行動を取るとは思われません。
     
     強いて彼らに「謝罪めいた言動」を取らせようと考えるなら彼らにはっきりと「賄賂」を渡して「私達は仰っているような人間ではありませんよ!」っと冷静に且慇懃に対応するしか方法がなかった、っと行っても過言ではないと考えます。
    (第三世界、特にイスラム教国では、激昂する人間:感情を簡単に露にする人間:は慎みが無い、つまり男の大人ではない、っという認識がありますので、尚更如何なる場面でも沈着冷静を装うことを求められる・・・)
     
     現場での状況からして、深夜に部屋を訪問した警官達には、対象者がキリスト教徒だからとかイスラム教のとかいう認識が明確に存在したとは到底思えない節が多々見受けられるようです。
     
     それよりは、現在、マレーシアで最も問題になっているのはイスラム教徒の背徳的な行為の増加なのです。
    女性や子供達に対する性的DVの問題、不倫問題・・・・など等ですがこれは別段外国人を意識したモノではなく、マレーシア人に対するモノなのです。
    (そうした現象が増加する背景として宗教団体が上げる最初の原因は・・・まぁ~ご他聞にもれずな訳ですが・・・)
     
     僕は、その捜査方法にしろその後の警官達の対応にしろ当初は「人権問題」とうい高次元な概念の事犯では決してなかったと思います。
    それが、上記で述べたように、様々な要因が重なってお互いのボタンの掛け違いが事態をややこしくしてしまった、そう思えてならないのです。
     
     When in Rome, Do as Romansは目に見える事柄ばかりでは決してありませんし、同じ言葉で表現出来ると思われる概念も実はそこには価値観の大きなズレが存在しています。
     
     因みに、こうした賄賂体質を全てのマレーシア人が支持している訳では決してありませんし多くのマレーシア人は苦々しく思っています。
    しかし、それを抜本的に改善する為には、ひょっとすると何世代先を待たなくてはならないのも事実だと考えます。
     
     相手を理解することと認めることは決して違います、違いますが、現状を変革する立場に居ない外国人の方々はその滞在する国の法律と文化を遵守することが大事なことなのではないでしょうか?
     
     欧米に暮らすイスラム教徒がその国の法律や文化を尊敬も遵守もしない!っと欧米先進国の人達が不快に思うように、如何に第三世界で後進国であれ、マレーシアは欧米ではありませんし、不十分、未整備、未成熟ではあれ一応は独自の法律を持った主権国家であることをご理解頂きたいと思います。
     
     
    10/31/2006

    Emigration:海外移住の現実

     Mikeさんのブログで問題提起がされましたので(シャリーア法 - 自由や人権はどうなる?)、ASEAN地区への海外からの(特に退職者の)移住に関するお話を・・・
     
     先ず、マレーシア国内(現地の人達の間)でこのニュースは大きな問題として余り認識されていないことをご承知おき下さい。
    マレーシア政府の方針としては、Nichima Pressでも紹介されているように外国人のマレーシア移住政策は積極的に実施する方向を堅持しています。
    (各ニュースの個別リンクは設定されていませんので、オリジナルをご覧になる場合はNichima Press HPの最新ニュース欄をご覧下さい)

    ■ 外国人退職者で大きなまちづくりを
     
     ペナン、クアラルンプール、ジョホールバルでは、「マイ・セカンドホーム・プログラム」を促進している。ドナルド・リム観光副相は外国人退職者が国内のレジャー施設を利用することはマレーシアの経済状況を良くすると発表した。
     
     ペナンは特に施設が充実しておりビーチ、食べ物、国際空港などの整備が進んでいることから特に人気が高い。しかし、ペナンは清潔さにかける部分ことがあり、これから改善する必要があるとドナルド・リム観光副相は述べた。
    マレーシア以外の国でも同様のプログラムを実施しているが、マレーシアは安定した政府情勢と、物価の安さが魅力的だとまとめられた。1996年から始まった「マイ・セカンドホーム・プログラム」は年々参加者が増え2005年には2,615人に達した。
     
     主な参加者は日本、中国、大韓民国、オーストラリア、バングラディッシュなど。
     
     政府認定のビザ申請をする会社も50社ほどになり、ビザ申請代行には1万リンギ以下の手数料という決まりもある。こういった代行手数料の詐欺を防止するため、マレーシア政府では1度で全ての手続きを終えることができる移民局の設置も視野にいれている。
     
    ■ 外国人の住宅購入最低価格引き上げ
     
     外国投資委員会(FIC)が11月1日より外国人のコンドミニアム、テラスハウスなどを含む住宅購入の価格は25万リンギ以上とすると発表した。適応されるのは住宅所持者の名義が外国人の場合で、永住権所持者にも適用される。
     
     また、最近申請ラッシュとなっているマレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラムにも適応される。最近では、シンガポール人がジョホール州の住宅を購入し、サイドビジネスとして活用している例も多数ある。
     
     これらに住宅購入最適価格を設定することにより、安価な住宅購入を阻止する。住宅購入最低価格引き上げにより、マレーシア経済の活性化を狙う。

     
     ニュースはニュースとして、僕自身はNichima Pressさんのオーナーがニュースコラムで書かれている立場とお考えには共感しますし、同様に心配もしている訳ですが僕自身の結論から言いますと、
    移住先の文化や風土、慣習、宗教感に基づいた一般認識に無頓着なまま(郷に入っては郷に従えではない唯我独尊式)移住もしくは長期滞在を”安易に”決定して実施してしまう側の問題7割に対して受け入れる側の体制問題3割
    がこうした問題の根底にあると思っています。
     
     確かにマレーシアはイスラム教国ではありますが、中東のイスラム教国とは大きく違って”寛容性”はかなり欧米的な解釈がなされているのは確かですし(飲酒等の規制もかなり緩い:外国人に対しては、っと言うことですが)インド系、架橋系等の国民もそれなりのパーセンテージを占めている関係から
    非イスラムの外国人が日常生活でイスラム教に直接ぶつかる・・・ということはほぼ無い、っと言っても過言ではありません。

    Memo:
     
     ラマダンの最中でも外国レストラン(日本食等)は営業を継続していますし、ホテル内でのアルコール飲料を飲むことに関しても規制を受けることはありません。
     
     当然、イスラム教徒である人達はラマダンの戒律には従いますが、日没後の食事は家族全員でホテルのレストラン等に出かけて、ラマダン・スペシュル(・・・)なるメニューを目一杯食べるなんて光景も普通に見ることが出来ますし、その脇で外国人がアルコールを飲んでいても
    問題にされるようなことはありません。
     
     個人的なことを言わせて貰うと(笑)明け方にミナレット(モスクの尖塔)から聞こえて来る朗々とした朝の洗礼を促す声には聞き惚れています・・・
     
     中東イスラム教国から最も気安い欧米化された観光地の一つであるマレーシアではありますが(イスラム教国なので食事などの心配がいらない等のメリットが大きい)肝心のマレーシャ人が中東ムスリムに同胞としての好感を抱いている訳では決してなく
    逆に彼らの傍若無人さや品の無さ(笑)、何でもかんでも値切ろうとする厚かましさ等などの理由からムスリムという認識以前に中東人への苦々しさは、ちょっと想像を絶するモノがあるのも事実ではありますが。。。

     
     とは言いながら、マレーシアに来た外国人が短期のビジネス出張や旅行ではなく特に長期滞在型になった場合、日常生活の中でイスラム教と現地の人達が持つ日常感覚がイスラム教の教義と表裏一体化してその認識が教義であるのかないのか実は現地の人間さえも知らない事柄と
    ぶつかってしまう可能性は当然のように高くなってしまうのです。
     
     つまり、イスラム教を事前に学習して来たから知識として持っている思っている事柄とは全く違う事情が突然、反イスラム的な行為として認識されてしまうことがある、ということです。
    (どういった事柄が・・・それに当たるのか?は正直な所僕も分かりません、残念なことに・・・)
     
     ただ、一つだけ言えることは
    ”普通に”マレーシアで日々の生活をする・・・限りに於いてはイスラム教と衝突する事など発生しない。
    ということなんですが・・・・実はこの「普通にマレーシアで日々の生活をする」・・・というのが案外難しい。
     
     例えば、長期滞在、移住者がマレーシアで生活する上でこうした方が良いと思われる方法を幾つか挙げてみますと・・・
    1. 母国でそれ迄行っていた”謙虚な”暮らし”方”を何も変えずにマレーシアで生活する。
    2. マレーシアで生活している、という意識と知識を常に持って生活する。
    3. 外国人専用コンドミニウム等の敷地から一切出ずに生活する(外出先もそうした施設に限定する)。
     以上であれば全く問題は起きないはずなのですが・・・・一旦、妙な慣れない国際交流意識等を持って現地社会との接点を持とう等という気を起こしてしまうと、改宗と迄は行かなくても相当に同化する位の努力と忍耐が必要になることは間違いありません。
     
     上記1.で上げている事柄で代表的なモノとして、マレーシアが暑いからと言って、食料品の買い物に出掛けるに当たって(年齢に関係なく女性が短パン、タンクトップで外出することは・・・・イスラム云々の以前としてASEAN域内では”恥ずべき行為/品の無い行為/娼婦しかしない行為”・・・
    として認識されてしまうのですが、イスラム教国では自動的に反イスラム的な行為とされてしまいます)
     
     日本人は日本国内での生活で、夏真っ盛りの時期で余程の近所でもない限りは短パン、タンクトップで出掛ける(最近は流行の関係から一概にそうも言えないとは思いますが、強いて言うなら街中でリゾートに居る時と同じ格好をするか?っと考えて頂ければ良いかなぁ?)とは思われない。
     
     つまり、極々、当たり前の社会的規範と言うか礼儀をわきまえた生活を母国でしていたはずですから、その社会規範や礼儀をわきまえた日常生活をマレーシア”でも”母国と同様に行ってもらえれば何も問題など起こらない・・・ということです。
    (アメリカ人はちょっと難しいかも知れませんね、暑けりゃぁ、短パン、タンクトップの何が悪いの?・・・米国内でもこうだったわよ!ってな感じかなぁ?ははは、ですんで、この1.、実は欧米人には適応出来ない方法なんですけどね)
     
     そうした母国で行っていた当たり前の生活が・・・どいう訳か外国へ来ると出来なくなる、それも第三世界へ来た途端に。。。。
    為替差益の関係からも当然物価は先進国と比較して安いですし、様々な場面で出くわすサービスレベルやその品質等も先進国に比べると低いですし、近代化された場所と場所の間にある一般住宅やアパートメントのレベルを見ても後進国という印象は免れるものではない。
     
     その結果、自分達が先進国から来た人間であって、現地の人間や社会環境とは数段レベルの高い人間だ・・・というちょっと違う方向に現地への理解が進んで行ってしまうのは、駐在経験者、初めての外国生活者に関係なく持ってしまうのを、否定することは出来ない・・・出来ないのですが
    敢えて申し上げると、
    貴方方は、マレーシア社会のエリートにでもなったつもりなのですか?
    っということです。
     
     確かに、大型デパートの店員でさえも、在庫の確認などもせずに目の前にあるモノだけしか無い!っと無愛想に言い切るようなサービスしか出来ないのも事実ですし、外国人と見れば何でもかんでもふっかけ様とする屋台の親父におばちゃん、姉ちゃん、兄ちゃん
    しかし、そんな彼らであっても彼らはそんな環境が嫌になったからと言って、胡散臭い生活を捨てて更には母国を捨てて行く訳にはいかない、なぜならそこが彼らの母国であるからですが、外国人は、嫌になればさっさと母国に帰ることが出来る(日本流に言うと、旅の恥は掻き捨て状態を常に維持し続けることが出来る)。
     
     しかし、そうした外国人が生活しているのは彼らの母国ではなく外国なんだ!・・・ということを本当に理解しているのかいないのか?
    (まぁ~、日本人が同じようなことを欧米では決してしないと思われることでもやってしまう・・・なぜならそこが後進国だから、だと思いますが)
     
     母国では自分達の生活に何らかの責任を持って生活していた”はず”なのに、一旦、途上国に来てしまうとその外国での生活に責任を持とうとしないか、持って生活しているようには見えない人達を数多く見受けてしまう・・・・
     
     短期の観光旅行者ならば、その目的がいわゆる売買春ツアーであろうが、盛大にお金を落としてさっさと帰国してしまう(現地の人間にしてみると、目の前から消えてなくなる)のですから我慢のしようもあるのですが、ことこれが長期滞在者、移住者となると
    なかなか目の前から消えてくれないどころか、相変わらず現地の人間の神経を逆なでするようなことを平気で行いながら居続けるばかりか滞在の長期化が進めば進む程、だんだんと周囲にいる現地の人間を見下したような態度(雰囲気)が露骨になってくる・・・・
     
     日本で莫大な資産家であった、というならいざ知らず、平均的なサラリーマンが得られる年金程度で日本と比較して数倍上位の生活環境が手に入る?のは単にハード的なレベルでの話しでしかない、というのが現実なのです。
    そのハードを運用しているのは現地の人達であり、彼らの能力を日本国内で得られるソフトのレベルからすると数段落ちたモノでしかないのは事実なのです。
    (物価格差から得られる数倍上位の生活環境と数倍低いソフトからすると決してプラスにはならないのは確かです)
     
     そうした結果、周囲にいる現地の人達はそうした不遜な態度を示す外国人に対して持つ印象は決して良好であるはずがありません。
    政府は先進国の年金退職者が長期滞在や移住をしてくれることを確かに奨励はしていますが、その外国人が居住する周辺に居住する現地の一般的な人達は別段、その外国人に特にお願いして長期滞在や移住をしてもらった訳ではありません。
     
     それよりは、ある日突然、外国人が現れたに過ぎないのです、頼んでもいないのにね・・・・
     
     当然、周囲の現地の人達にそうした好印象を持たれない外国人は、イスラム教国なら反イスラム的だ!っと密告され、(タイならば)国王(王族)を侮辱した、仏像を侮辱した!っと不敬罪で密告される
    (タイの場合は、発行されている貨幣全てに国王の顔が使用されていますから、例えコインでも放り投げる行為をすると、周囲に知った人間がいないくても最悪、袋叩きに遭うか、不敬罪として逮捕されます!ホントです)
     
     受け皿の問題は、このブログでは恒常的に触れていますので今回は省きますが、強いて言うなら
    先進国の人間イコール全て現地の解釈である徳を持った金持ちとは限らないと認識する必要性。
    そうした先進国の人達を傍若無人にさせない為にも質量共に先進国の事情を十二分に理解した方策の実施。
    を奨励するからには実施する必要があるのですが・・・・
     
     本稿の最後に、Nichima Pressのニュースコラム欄の中の
    • 週刊ポストに“夢の海外移住「話が違う!」”
      「いいことばかり」を伝えている人たち。
      いいことばかりを信じる人たち
    • 匿名で言いたい放題という、愚行
    をご覧下さい。
     
     Mikeさん、あのニュースは、結果的にイスラム教という解釈の中で行われた事件だったと思いますが、彼らにイスラム教の教義に反した記憶が無い、っとするなら実はそれこそが大きな問題だったのだ、ということを彼らは理解する必要があると思います。
     
     ましてや午前2時の訪問を行ったことの理由はイスラム教儀の問題よりも、如何に彼らが彼らの周囲にいた現地の人達にどう思われていた?の結果でもあったと思われます。
     
     意識がないことのことの重大さを、長期滞在、移住する人達は理解すべきなのではないか?っと思います。
    先進国でこんな生活は出来ないわねぇ~~!の裏側には、金持ちとしての徳のある生活を送る責任が先進国以上に明確に存在していることをどうか理解して頂きたいものです。
     
     
    10/17/2006

    Thai southern issue & Thai temperament・・・

     CDRのソンティ議長がイスラム教徒だ・・・ということに関係しているとは思うのですが。。。(タイの地元新聞を読む より)

    ■ 南部国境三県内で襲撃相次ぐ (2006年10月17日)
     
     16日7:00頃、ヤッラー県バンナンサター郡内で、ゴムの樹液の採取作業を終えバイクで帰宅途上だった47歳と45歳の夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され夫人が死亡し夫が重傷を負うという事件が、また、8:00過ぎには、同じくバンナンサター郡内で、
    49歳の地方電力現業の職員が、職場の駐車場で乗車していた小型トラックから降りたところで、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、更に前後して同郡警察署に所属する警察官が、保健所前付近でバイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しました。
     
     また、同県ラーマン郡内では16日17:30過ぎ頃に、部下を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった村長が、バイクに乗った二人組に銃撃され部下共々死亡するという事件が発生しています。
     
     一方、パッターニー県内では16日10時過ぎ頃、ヤラン郡内で、55歳のタムボン行政機構評議会副議長の男性がバイクで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡しするという事件が発生した他、先立つ15日13時頃にはパナーレ郡内で、
    自警組織に所属する男性がモスクでの礼拝を終え帰宅する為にバイクで路上を走行中に、路上脇に潜んでいた二人組に銃撃され重傷を負い、また県都内では15日19:00過ぎに、雑貨店を営む44歳のイスラム系住民が、客を装って店の前に現れたバイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。
     
     尚、死亡した雑貨店店主の男性は2ヶ月前まで同県ノーンヂック郡内の村長で、また過去に麻薬の違法取引に関与していた事から、麻薬取引を巡る抗争が背景にある可能性も否定できないと当局側は見ているようです。
     
     一方、ナラーティワート県内では、16日未明にウェーン郡内で人数不明の一味が軍の臨時駐留施設として利用されていた保健所に向け手榴弾2発を投げ込むという事件が発生しましたが、幸い人的な被害は確認されていないようです。
     
     また、16日17:00頃には、同県ランゲ郡内の線路上で、人数不明の一味が線路を留めるボルトを取り外すという事件が発生し、この影響でランゲからハート・ヤイ間の列車が一時運休になるという事態になったようです。
     
     また15日17:00頃には、同県ランゲ郡内で、30歳のイスラム系住民男性が市場に向かうために友人を後部座席に乗せバイクで走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、後部座席に乗っていた友人がバイクが転倒した際に軽傷を負うという事件が発生し、
    前後して18時頃には、ヂョアイローン郡内で、市場付近で買い物中だった21歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、流れ弾により付近にいた住民1人が負傷をおうという事件が発生しています。
     
     
     マレーシアのサイド・ハミド外務大臣は16日、タイ政府側から公式の要請があり次第、タイ政府が取り組む南部正常化実現への取り組みに協力する用意がある事を再確認しました。
     
     尚、当初20日と伝えられていたスラユット首相のマレーシア訪問が前倒しされ18日に変更された事が明らかになっています。
     
     
     国家安全保障評議会のソンティ議長は16日、タクシン政権よって解体された南部国境県行政センターを南部国境県開発センターに名称を変え復活させる方針を再確認しました。
     
     ソンティ議長によると、南部国境県開発センターは南部国境県行政センターと同様に、地域内における正常化実現、和解推進及び地域開発に重点を置く国務省が管掌する組織で、管掌地域は従来のパッターニー県、ヤッラー県及びナラーティワート県の南部国境三県に、
    新たに南部国境三県と接するソンクラー県内4郡及びサトゥーン県全域を含める予定であるとのこと。
     
     尚、発足時期及び従来は国務省副次官が兼任していたセンター長の人事に関しては、別途関係部署と協議の上で決定する方針でいるようです。

     
     南部の分離独立運動(?)と称されるテロ行為がソンティ議長が就任したことで解決の方向へ向かうのではないか?・・・という(安易な)憶測が流れた訳ですが、以前から僕はこの南部に於ける”イスラム的”分離独立運動(のような)テロ行為が本当にイスラム過激派が引きこしているのか?
    ・・・という疑問を持っている訳です。
    (タクシン政権時にモスクに篭城したテロリストに対して攻撃を加えた・・なんてこともありましたが、当時の現場作戦指揮官はその後解任されています)
     
     一時、以下のような動きはあったことはあったのですが・・・

     
     ソンティ陸軍司令官(安全保障評議会議長)は5日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している組織との間で「交渉」ではなく「対話」を進める方針を再確認した上で、地域レベルの当局関係者に対して対話を進めるよう指示した事を明らかにしました。
     
     これは、先に第四地区国軍本部のウィロート本部長が分離主義組織側から対話に応じるシグナルが送られてきている事を明らかにした事を受けたもので、直接対話にあたる当局関係者に関しては、第四地区国軍本部側が選定するべきであるとソンティ陸軍司令官側はしているようです。
     
     一方、軍内部の消息筋によると、これまでにパッターニー統一解放機構(PULO)及び複数の分離主義組織を統括する組織とされるブゥーサートゥー側からマレーシアの高官を通してタイ側に対話に応じる意向の打診を受けており、
    11月以降にシンガポール等の中立国で直接対話の機会を持つ方向で調整を行っているようです。
     
     尚、第四地区国軍本部ぼウィロート本部長は5日夕方、具体名こそ挙げませんでしたが民間組織を通じて分離主義組織側から対話に応じる意向が伝えられていた事を明らかにしていました。
     
     
     民主党所属元パタルン県選出下院議員のナリット・カムヌラック氏は8日、ソンティ陸軍司令官がブゥーサートゥー及びパッターニー統一解放機構と対話する方針を明らかにしている事に関して、南部問題解決の糸口を探る上でも意義があるとして支持を表明した上で、
    陸軍関係者に対して、国内及び国際社会に混乱をもたらさないためにも対話内容は情勢が正常化するまで機密事項として扱い公表するべきではないと指摘しました。
     
     一方、一部報道でマレーシアのマハーティール元首相の仲介で同国のランカウイ島内で分離主義組織関係者と陸軍関係者(報道によりタイの当局関係者)との間で既に二回に渡って対話の場が持たれていたと伝えられている事に関して、
    マハーティール元首相に近い筋は8日までに、2005年10月から12月にかけ2回話し合いの機会が持たれた事を確認しているようです。
     
     この件に関して、マハーティール元首相自身は、既に自分の役割は終わり後はタイ当局側の出方次第だと発言しているようですが、タイの陸軍筋は解決の糸口を見いだせる様な話し合いでは無かったと発言しているようです。
     
     
     パッターニー県中央イスラム教委員会委員長のウェードゥーラーメー・マミンヂ師は9日、新国務大臣にアーリー・ウォナーラヤ氏の任命は南部問題解決に光明をもたらすとして、歓迎する意向を表明しました。
     
     ウェードゥーラーメー師は発言の中で、過去に南部国境三県内で郡長、県知事を歴任し、またこれまでに頻繁に地域の宗教指導者との間で情勢に関する情報交換を行うなど、地域の問題に熟知し、
    更に地域における教育問題の解決に尽力してきたアーリー氏を国務大臣に抜擢した事は最高の人選であると絶賛していました。
     
     また、副国務大臣に抜擢されたバンヤット・ヂャンセーナ氏に関しては、過去に地域内の県知事やタクシン政権によって解体された南部国境県行政センターの責任者を歴任してきた人物として適切な人選だったとの認識を示しました。
     
    一方、アーリー氏がタイ・ラック・タイ党に所属する前に所属していた民主党のステープ幹事長は、国務省次官を歴任してきたイスラム教徒でもあるアーリー氏は、中立性を旨に南部問題の解決に尽力できる人物であると評価していました。

     
     実は、報道にしばしば登場する(上記でも)
    パッターニー統一解放機構(PULO)及び複数の分離主義組織を統括する組織とされるブゥーサートゥー
    この組織の実態が明らかじゃやないんですね。
     
     マレーシアのマハティールさんが仲介して会合が行われた、なんてことも正式に確認された訳じゃないですし、マハティールさん自身は今後の関与を一切否定してもいる。
     
     更に不可思議なのは、ソンティ議長就任後もテロ(?)は沈静化の兆しを全く見せていないので、実行している連中にしたら政権が代わろうが余り関係がないことは明らかな訳です・・・
     
     冷静に南部の人間が考えられるのであれば(中央政府、軍関係者も同様にですが)、
    1. 南部が分離独立する理由も、分離独立して成功する背景(天然資源や産業インフラなど等)が全くないのですから、分離独立してどうなるものでもない。
    2. マレーシアへの併合等はマレーシア北部州政府も含めてマレーシア自身が御免こうむりたい(イスラム云々の前にタイ型イスラムがマレーシア、特に戒律の厳しい北部州に付属することなど考えただけで鳥肌が立つ・・・)
    3. 抑圧されて来た南部ムスリムの開放と消滅した王国の復権を狙って・・・等の話はタイばかりではなくマレーシア側にも責任がある話なので、イデオロギ的な根拠が希薄過ぎる。
    ・・っとまぁ、単純に考えても上記のような問題が即座に思いつくにも関わらず、イスラム系テロ組織が何らかの関与をしている・・という方向性を何気に(無理やり?)採用しようとしているような印象をどうしても受けてしまう。
     
     どうしてそのような印象を持つか?っというと、このタイ南部地域の主要産業としてあったのがいわゆる「違法薬物製造販売」であり、それを取り仕切るマフィアの巣窟でもあるのですが(表向きは風光明媚な観光産業ということになっていますけど・・・)
     
     タクシン政権時代に、この南部マフィアの”ご子息”を(爆笑)こともあろうに”ある大臣として入閣させていた(因みに、このご子息はタイランド・エリートカードの発案者でもある。。。)”・・・その間に、親父殿を脱税容疑だかなんだかで逮捕して組織解体を図ろうとした
    (タクシン政権の政策の一つである違法薬物とマフィアの取り締まり強化ってのがありましたので)
     
     しかし、南米の何処ぞの国と同様でこのマファイの大親分は地元では「慈善事業家」として(笑)名士だった為に住民が一斉に逮捕に反対する、という騒動が持ち上がってしまった。
    (その後の大親分の処分も実は息子が大臣を辞任させられた:当然と言えば当然ですが:と同時に有耶無耶になってしまった・・・・)
     
     それからなんですね、こうしたテロ行為が頻発し始めるのは(正確には、マフィアの取締りがきつくなり始めると同時ですが)。
     
     南部マフィア側からすると元々のタクシン政権の地盤であるタイ北部とは違い、政治的な領域で(初当選時)さんざん利用するだけ利用して、息子を大臣にしてくれたのはいいが(息子の馬鹿さ加減は棚に上げて)重要な仕事もさせないで更迭するばかりか
    大臣在任中に南部での違法薬物取締りを強化するとは何事か!・・・ってな理屈だったのは確かなことだった。
     
     こうした背景が全てとは流石に言いませんが、かといってイスラム系分離独立運動・・・等という非常に高度な政治的理屈が全て・・・というのもどうかと
    特にソンティ議長がイスラム教徒であることであること自体が・・・・テロを実施している連中にすると余り面白くないはずでして、なぜなら、南部の違法薬物マフィアとの間で最も太い係わり合いを持っていたのは国軍(陸軍)だった訳ですから
    マフィア側からしてみると(彼らに国際社会の評価等は基本的に関係がないので)、軍部が掌握した新政権が全てをイスラム過激派の仕業とするのは注意を逸らす意味では無難な方策ではありますが、その結果南部に於ける軍部のプレゼンスが以前にも増して強大になる恐れ、不信感は募っていく。
     
     違法マフィア掃討作戦に出ようが出まいが、マフィア側かからすると・・・無用な手出しをしないように国軍に対して恣意行為と理解出来る犯罪(テロ行為)は継続するに越したことはない・・・という判断が出て来てもまんざら不思議でもない。
     
     どうも、胡散臭い方向に向かっているような気がして仕方がないんですけどね・・・タイ人(特に権力側の)が正義漢ぶったことをするのはどうも似合わないし裏がある(ははは)
    本来、タイ人が持つ気質ってな部分からすると、こうした報道の方が違和感を感じない・・・

     
     ブリラム県の警察当局は13日、同県ラハームサーイ郡内にあるバンガロー内で34歳の既婚女性といかがわしい行為を行っていた70歳の住職を逮捕しました。
     
     逮捕された住職は同県プラコーンチャイ郡内にある寺の住職で、警察が踏み込んだ際には裸同然の姿だった女性によると、間に子供三人をもうけた前夫と別れ、新しい夫ができた事を契機に、兼ねてから女性の男性を惹きつける魅力を引き出す妖術を持っていると伝え聞いていた住職の元を訪れ、
    そこで男女の蝋人形で乳首や性器の部分を擦る儀式を行っている内に男女の関係になり、その後もしばしば寺の中で性的な関係を持つようになったと証言しているようです。
     
     更に、女性によると、逮捕された当日は、住職に誘われるままに一緒にバンガローにチェックインしたものの、住職側がいつも以上に激しく精力的だった為に、思わず大きな喘ぎ声を上げてしまい、
    それを聞いたバンガローの従業員が警察に通報したおかげで警察に一部始終を知られることになってしまったと証言しているようです。
     
     一方、住職側は、自身の責任を認め女性を妻に迎え入れ面倒を見ると申し出たようですが、女性側はそれを拒否し、バンコクの建設現場に出稼ぎに出ている夫の元に電話をかけ一部始終を告白した上で、身元引受人として警察署まで身柄を引き取りにくるよう依頼していたようです。

     
     一々、こんなニュースにコメントを付ける気にはなりませんが、強いて言うなら「ふ~~む、さもありなん、坊さんもこの女性も典型的なタイ人だねっ、ウンウン」ってな程度ですか(はははは)。
     
     
    8/22/2006

    NHK World TVクローズアップ現代(Today's Close-up)から

     昨夜のNHK World TVクローズアップ現代(Today's Close-up)はちょっと興味を引かれましたので

    ■ 人身取引はなくせるか ~強まるフィリピンパブ規制~
      (リンクは右下NHKサイト、クローズアップ現代のページでどうそ!クリップはありません)
     
     外国人女性を、騙したり脅すなどして入国させ、売春や強制労働をさせる、人身取引。日本は「人身取引を放置している」と国際社会から厳しい批判を浴び、対策を急いでいる。中でも人身取引の温床として、規制強化の対象としたのがフィリピンパブだ。
    従来、こうした店に勤めるホステスの多くは「興行ビザ」で入国してきたが、政府はその発給を厳格化した。しかし、規制をかいくぐり、偽装結婚や短期ビザなどによって不法入国させる事件が後を絶たない。また、不法入国であるがゆえに、女性たちの被害も深刻化。
    摘発を恐れるブローカーがこれまで以上に支配を強めるため、心と体に深い傷を受けながら、助けを求めることもできないケースが相次いでいる。番組では、被害者やブローカーへのインタビューなどを通じ、悪質化する人身取引の実態をリポート。
    長年、人身取引を放置してきた日本のツケの重さと解決の難しさを考える。
    (NO.2281)
     
    スタジオゲスト : 堤 要さん
        (九州女子大学教授) 
    中継出演 : 高木 優
        (NHKマニラ支局・記者)

     
     この放送の中でスタジオゲストの堤九州女子大学教授とマニラ支局高木記者の”何とも言えない”温度差・・・には苦笑させられました。
     
     堤教授は性的搾取も含めて、いわゆるジャパユキさんの「被害者」という面を強調するのですが、高木記者もキャスターの国谷さんも「被害者になる側の問題点」からこの問題の解決の難しさに触れている・・・そんな印象でしたね。
     
     特に国谷キャスターは「ジャパユキさん問題は20数年経っているにも関わらず、なぜ未だに有効な解決が(両国で)見られないのか?」という疑問を表していましたし、番組の中でブローカーや偽装結婚相手に渡される金額と本人に渡される金額を表にして見せていましたが
    その中で「本人には約5万円が渡される」仕組みになっていて、その5万円も同伴出勤(売春)の数や難癖を付けた罰金制度で取り上げられる話などがされていました。
     
     この日本への人身売買問題は、フィリピンに限った話ではなくASEAN全域(東欧、南米、ロシア等の地域も)で問題になっている訳です。
     
     前ログでも書いたように「需要側の問題」が確かに大きな原因であることは絶対に間違いはありませんし、日本側のVISA発給の厳格化による取得の難しさが増したことで送り出す側の手口が巧妙になりその結果、現地での斡旋量の高騰を招き
    抱える借金の額が増加し・・・・逃げようとすると「家族を殺す!」っと直接的に脅かされる為に逃げるに逃げられない・・・・状況に置かれてしまう。
     
     犯罪の為に搾り出す知恵と労力を健全な方向へ・・・・イヤ、イヤ空しいので止めましょう。。。この問題は果たして「禁止」することが本当に効果を発揮するのでしょうか?
     
     現地のレポートでも、ジャパユキさんの候補者はいわゆる貧困層に属する人達で(7歳の娘がいる女性が取材に応じていましたが)、このブログで何度も書いているように(残念ですが)「身体を売るより他に方法の無い人達」であることは間違いがありません。
     
     犯罪集団からすると「禁止されているからこそ旨味がある」ことに加えて、日本は非常にジェントエルな対応を入管も警察もしますから例え、不法残留、不法就労で摘発されても強制送還されるのが関の山で他国のように二度と母国に戻れない・・・なんてことは起こらないので
    商品(人間ですね)にとっても自分達にとっても至極、平和で安全な斡旋先であることは間違いがない・・・・つまり、違法行為として禁止されているにも関わらずその罰則規定が非常に緩やかどころか何のお咎めも無い・・・という矛盾を抱えている訳です。
     
     此処で「違法行為」として・・・っと言うほとんどが「入管法違反」であって実は売春防止法違反による摘発では無い訳ですし「禁止する」っという表現も正確ではありません(日本国内においても)
     
     だとするならば、Wikipediaの「売春」の項目で説明されているように諸外国ような対応を日本としても積極的に採用してしまう・・・ことは出来ないのでしょうかね?
    如何に福祉を充実させたとしてもそれはあくまでも日本国内での話しであって、第三世界の福祉が充実される訳ではありませんし、少々穿った見方をすると「例え売春行為であっても日本人の就業機会を制約するような外国人労働者の流入は認めない!」っということなのでしょうか???
     
     犯罪組織による違法行為(入管法違反)を無くす為に「外国人売春VISA」の発給を行う・・・なんて大胆なことは???難しいかなぁ
    当然、受け入れ先は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律によって正式に認可された業者で、宿舎や給与の保障も書面でしっかりなされて(?)、滞在期間の明記、連絡席、定期的な在職確認(虐待、搾取等の有無の確認も含めて)、
    申告した期日にはしっかり出国する等の条件を遵守した上でソープランド等で働く人達を受け入れる(管理売春になると当然、売春防止法違反なんですが・・・)
     
     如何に受け入れ先が正規の業者であったり諸条件を遵守したとしても書類上で不備が無ければ申請者全員にそうしたVISAを発給することは問題があるでしょうから、現地の大使館ではVISA発給に伴う資格審査を厳しくして(HIV検査証明や1度の申請では最大何人迄等の申請業者への
    制限枠の設定、所得税の申告等)と手数料を高額にする等の手段を講じることで差別化するといったことを考えられなくも無い・・・・
     
     人権問題・・・・尊厳を脅かすモノ・・・といった考え方は分からない訳ではありませんが、需要側の問題では確かにあるんですが、その需要を完全に無くすることなど到底不可能な訳ですし、外国人労働者の規制緩和問題で必ず使われる
    「日本人の就業機会の減少」っというのも上で述べたように「例え現在の日本人がほとんど就業希望しないような職種であっても日本人が優先される」というのも何か腑に落ちない???
     
     アジアの中で唯一の先進国であり、自由・民主主義国家で且世界第二位の経済大国である日本はこうした問題にどのような解決策を示してくれるのでしょうか?
     
     因みにFTA交渉の根本には「人的FTA」の問題が控えているのです。
     

     

    8/17/2006

    Resign as a human being!

     何が腹が立って、口惜しいかっ!・・・

    2006.08.17
    Web posted at:  10:21  JST- CNN
     
    (CNN)
     1996年12月26日に米コロラド州ボールダーで、美少女コンテストの優勝者ジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)が殺害された事件で、現地の地検当局者は16日、容疑者の男がタイの首都バンコクで逮捕されたと発表した。
    約10年にわたる粘り強い捜査がようやく初の容疑者逮捕につながったことで、事件が未解決に終わるのではないかと見ていた大勢の人々の間に驚きが広がっている。
     
     逮捕されたのは米ジョージア州コンヤーズで一時生活していた、元小学校教師のジョン・マーク・カー容疑者(41)。当局は「長期にわたる集中的かつ複雑な捜査」(地検当局者)を経て、カー容疑者を拘束した。
    関係者がCNNに語ったところによると、同容疑者は別件の性犯罪についても取り調べを受けている。CNN系列局KUSAは、同容疑者は16日午前に逮捕され、ジョンベネちゃん事件の当事者しか知り得ない内容を供述したと伝えた。
     
     地検当局は同容疑者の身柄をタイから米国に移送するほか、事件についての記者会見を17日にボールダーで行う。
     
     ジョンベネちゃんは96年12月に自宅の地下室から遺体で発見され、検視の結果、暴行されたうえ、道具を使って絞殺されたことが判明した。ジョンベネちゃんの両親は何者かが外部から侵入して娘を殺害したと主張したものの、両親の事件への関与を含めて様々な憶測や疑惑が取り沙汰され、
    大陪審の調査では誰も起訴されなかった。カー容疑者の名前は当時、捜査線上に浮かんでいなかった。
     
     ジョンベネちゃんの母親パッツィーさんは今年6月、卵巣がんで死去した。父親ジョンさんは容疑者逮捕を受けて、「妻が今日生きていたら、わたしと同様に喜んだだろう」との声明を発表した。
     
    【ロサンゼルス=松尾理也】
     
     米コロラド州で1996年末、美少女コンテストで何度も優勝したジョンベネ・ラムジちゃん=当時(6)=が自宅で絞殺された事件で、容疑者の米国人男性がタイで逮捕されていることが16日、わかった。
    捜査の過程で富豪の両親にも嫌疑がかけられ、過熱報道が社会問題化したこの事件だが、発生から10年がたち、ほぼ迷宮入りと思われていただけに、逮捕は注目を集めそうだ。
     
     捜査にあたっているコロラド州地方検事局は容疑者について詳細を明らかにしていないが、AP通信は、逮捕されたのは米国人のジョン・マーク・カー容疑者(42)で、別件の性犯罪容疑でバンコクで拘束されていると伝えた。
     
     また、ジョンベネちゃんの両親の代理人は、容疑者がジョージア州アトランタ郊外に住む教師だと明かした。ジョンベネちゃんもアトランタ近郊で生まれ、数年を過ごしているが、代理人はジョンベネちゃん家族と容疑者との間に面識があったかどうかについてはコメントを避けている。
     
     ジョンベネちゃんは96年12月26日朝、同州ボールダーの自宅地下室で絞殺されているのが見つかった。しかし、犯人の侵入の形跡が見つからなかったことから、会社役員を務める父親と、77年度「ミス・ウェストバージニア」だった母親にも事件関与の疑惑が浮上した経緯がある。
     
     ジョンベネちゃんの母親は今年6月、がんのため死去。犯人逮捕の知らせを受けて、父親は、母親の死亡直前に当局から容疑者の逮捕が近いことを知らされていたことを明らかにする声明を発表した。
     
     当局は17日に会見を行う予定で、カー容疑者は今週末にも米国に移送される見込み。
    (08/17 11:16)

     
     全く、この手のニュースには心底、怒りしか覚えないっ!
     
     小児性愛者Pedophilia)には問答無用で怒りしか感じないが、それ以上に情けないのが、今回の犯人が『タイで逮捕された』・・・この事実に打ちのめされてしまうことです。
     
     確かに、タイ北部にはこうした小児性愛者専門のシンジケートが存在して、山岳少数民族やミャンマー、カンボジア等から人身売買(誘拐も含めて)によって不法入国させられた子供達をそうした小児性愛者に斡旋し且売春行為の場所を提供するホテル等も存在しているのが実情です。
     
     問題は買春する側(いわゆる需要)がある為に供給側が生まれることが最大の原因ではあるのですが・・・そうした状況を受け入れてしまう”要素”を持った文化を抱えている地域にも実は問題がある訳です(しかし、そうではあっても買春側を容認すること等死んでも出来ませんが。。。)
     
     例えば、ある山岳民族では(結婚適齢期が先進国と比較すると異常に早い)・・・昨日迄全く普通の子供子供した少女が突然目を剥く程の”美人”に変化してしまうことで周囲に”自分が適齢期に達したディスプレイをする”・・・っというように
    (表現は誠に最悪ですが)人間以外の動物のメスが「交尾可能になったことを外見上の変化で周囲に示す機能」と同程度の機能を未だに持っている人間が存在することに驚かされてしまいます。
     
     更に、個人(人間)の尊厳以前の問題として”生存権”がその個人が所属するコミュニティの意向によって左右される為に”物理的な弱者(女性、子供、障害者、疾病者etc)”は所属するコミュニティの”強者(親、夫、長老、金持ちetc)”に無条件で従うことを
    暗黙の了解(歴史としての文化)として受け入れてしまう傾向が強く残っている為に、あらゆるレベルの「DV」が茶飯事のように発生しそれに輪を掛けて「弱者が強者を批判することはコミュニティの秩序(?)や安全を脅かす行為であり恥ずべき(?)行いである」っとする
    常識からDVの被害がなかなか表沙汰に成りづらい実情(環境、風習、文化)が上げられます。
     
     そうした元々の要素に「貨幣経済原則」が如何なる田舎(僻地)へも浸透している為に、山間地等の商業ベースの農業に適さない地域では(いわゆる貧乏人の子沢山から)”実の親”が自ら人身売買シンジケートの誘いに乗ってしまうという事情が重なってしまいます。
    (因みに、絶対貧困層では必ずしもこうした事態は発生しないので、シンジケートの誘いに乗る”親”は貧困ではあるが絶対貧困のレベルにはない層に所属していますので、口減らしの為や切羽詰った人身売買とはかなり事情が違うことも事実です)
     
     故に、そうしたシンジケートが付け入るスキが元々供給地側に存在し且超個人主義の現地人商売人が倫理観もヘッタクレも無く、僅か数千Bht(約1万円)程度~数万Bht(約6万円)程度のはした金で(ある種)無限に売春業の資産(人間)の調達を可能にしてしまう訳です。
    (低コストでの調達が可能である、っという事情は簡単に人権や生命等は消失してしまい:宗教的な背景も影響しますが:病気になったり、人気が落ちたり、逃走を図ったような人間が一夜にして”消える”等は一切の呵責無しに行われてしまう状況を生み出します
    ・・・・事実、そうした「人間の消去」を生業とする人間や組織が存在し、最低は数百Bht(約千円)程度からその消去を請け負います)
     
     このブログのSpecial Projectでも書いているように、現地での状況は単に「需要を絶つ”だけ”」で解決する話ではなく(売春しか出来ない層が実際に存在する訳ですから)社会全体の変革と同時に現地が持つ価値観自体から変革しなければならない・・・っという途方も無い作業量を要求することになります。
     
     しかし、現地サイドに於ける様々な取り組みをいとも簡単に水泡に帰してしまうのは、やはり「需要側の存在」であることは言を待ちません。
    (恥を知れ!っとこんな性癖のヤツに言った所で理解することさえも出来ないでしょうが・・・・)
     
     自分の年端も行かない娘を自ら手篭めにした上に僅かな金で売り払おうとする馬鹿な親父をぶん殴った所で、ぶん殴られた親父に駆け寄って庇おうとする肝心の少女の目は「余計なお世話だ!」っとしっかり語っているのです・・・・
     
    ・・・・参ったなぁ。。。。。。
     
     
    7/28/2006

    Avian influenza:鳥インフルエンザ

     このニュースから

     
     タクシン首相は26日、北部ピチット県で死亡した少年(16)の鳥インフルエンザ(H5N1型)のウイルス感染を確認したと公表した。
    国内で鳥インフルエンザによる死者が出るのは昨年12月以来7カ月ぶり。政府は感染拡大を防ぐため、養鶏業者の監視などを強化する。
    再発生で鶏生肉の輸出再開もさらに遠のく見通しとなった。
     
     タイ国営通信(TNA)などによると、少年はウイルスに感染した闘鶏に接触した後、高熱などの症状を訴えて入院し、24日に死亡した。
    同県では9歳の少年、56歳の男性、78歳の僧侶の3人も感染を疑われる症状で入院しており、感染の有無について検査している。
     
     北部では今月初めから家禽類が大量に死亡するケースが続出し、同県で24日に闘鶏のウイルス感染を確認。ピサヌローク、ウタラディット両県でも感染の疑いがある患者が相次いで見つかった。
    ウイルス変異によってヒト同士で感染する懸念も世界的に高まっていることから、農業・協同組合省などは警戒を強めていた。
     
     国内では2004年1月の発生以来、死者は計15人となった。政府は3回目の再発生が起きていると判断し、国際獣疫事務局(OIE)に事態を報告する。
    首相は感染拡大防止のため、養鶏農家から大企業まで、家禽類を飼育している全業者に飼育状況を報告するよう呼び掛けた。
     
     ■生肉輸出にめど立たず
     
     04年の発生以来、欧州連合(EU)や日本などが相次いでタイ産の鶏生肉の輸入を禁止し、国内の鶏肉輸出業者は打撃を受けてきた。
    鳥インフルエンザの沈静化とともに、業界からは政府の終息宣言や輸出再開を求める動きも出ていたが、再発生で事態は長期化する見通しだ。
     
     大手サハ・ファームは、03年まで年間6,000~7,000トンの鶏生肉を輸出していたが、現在の輸出量は加工済み鶏肉製品の約2,000トンにとどまる。
    加工製品増産のため10億バーツ以上の設備投資を計画する一方、鶏生肉の輸出再開を視野に、鳥インフルエンザの終息地域を設定するよう政府に要請する方針だった。
     
    (NNA) - 7月27日8時1分更新

     
     一旦、鳥インフルエンザが発生すると・・・養鶏場では全ての鳥を廃棄処分にしなくてはならない訳ですが、厄介なのは感染経路(感染元)等がなかなか特定出来ないことですね。。。
     
     特に今回の場合は「闘鶏」の鳥が感染していた、タイではこの闘鶏が男性(男性です)に非常に人気があって(博打になってますから)田舎ではほとんどの家庭で闘鶏用の鶏が飼われている。

    Memo:
     
     数年前に北部プロジェクトの中で、この闘鶏を観光の目玉に出来ないか?(笑)ってんで結構調査なんかをしたのですが・・・現地女性スタッフも含めて女性から
    ”猛反対”を喰らって(はは)結局日の目を見なかった、ということがあります。
     
     その際、女性側から出た反対の理由で最も多かったのは
    「可哀想です、痛いですよ・・・鳥の身にもなって御覧なさい!」
    ・・・っというものでした。。。。ぅううっ、ムエタイは痛くないのかい?(っとは流石に言えなかった)
     
     実際は、この闘鶏には多くの女性が”苦労させられている”・・・ってのが本当でして、一旦、この道にはまってしまうと仕事そっちのけになってしまって下手をすると家にも帰ってこなくなる
    男性がなんと多いことか・・・・ヤレヤレ
     
     それに闘鶏用の鶏は売られていので、仕事中でもちょっと暇が出来るとその鳥屋(焼き鳥屋さんじゃないですよ)に見に行ってしまって
    ちょっとでも気に入ったモノがあると、後先考えずに買ってしまうか、借金して迄買ってしまう・・・まぁ、そんなんで、闘鶏やってる男性は結構白い目で女性から見られている。
     
     後は、こうした博打に付き物のマフィアが絡んでいる・・・ってのも女性が嫌がる原因の一つですかね・・・

     
     こうして一般家庭で飼われている鳥は(闘鶏に関係なく)いわゆる”自家消費”される訳ですが、これが結構手間が掛かる訳で、余程に律儀でもない限りは
    なかなか”上手に絞めて”・・・”羽を全てむしって”といった手順を踏める人が少なくなって来ている。
     
     その結果、やたらに鳥が増えてしまう、なんて状況を抱えている一般家庭が多くなっていたりします。
     
     当然、一般家庭で飼われている鳥は”地鶏”として飼われているので、管理等は全くされていない。
    そんな状況のすぐ近所に養鶏場があったりしますんで、報道で言われているような「養鶏場の監視を強化」と言ってもなかなか難しい。。。
     
     食肉の輸出に関しては・・・企業努力だけではどうにもならない部分もあって、肝心の保健省の検査体制がSARS発生以降全くその整備が遅々として進んでいない。
     
     闘鶏は田舎のある種文化的な性格も持っているので、女性には嫌われても(苦笑)なかなか、前面禁止には持っていけない(興行主からの賄賂も関係しているかな?)
     
     因みに、食べると美味いんですけどね・・・肉がしっかり締まっていて。。。。
    7/19/2006

    Similar circumstances anywhere:人的社会インフラ

     住民基本台帳等の未整備は、別段インドネシアだけに限った話でもなんでもなく、他のASEAN諸国(第三世界の多く)でも事情が似たり寄ったりだと言う事が出来ます。
     
     例えばタクシン政権が地域振興策として進めて来たOTOP関連(タイ版一村一品運動)や30Bht医療制度、低価格PC販売、貧困者登録制度(これが最も何が目的だったのかが分からない、苦笑)・・
    etc、etcの最終目的の一つに”正確な住民基本台帳の作成”と”管理”があったことは確かです。
     
     実際、タイ人の死亡原因の約8割が不明である事等から(様々な事情があることはありますが、こうした統計数字がいい加減な為に)健康、疾病対策等を全国的に展開出来ない
    ・・っという、まぁ日本等では到底信じられない事態がある訳です。。。
     
     OTOP関連では、非営利団体の設立や各種活動、SMGと呼ばれる農業従事者への低金利融資等を受ける為に、全員の戸籍+ID(共にコピー)添付が義務付けられているのも
    その地域に居住する人間を特定することが目的な訳です。

    Memo:
     
     SMG制度を農業従事者が誰でも受けられるか?・・・っとなると、必ずしもそうではありません。
    実際に該当地域で長年に渡って(生まれも育ちもその地域で)農業を行っているにも関わらず、ローンの申し込みをした場合、必ず「企業」等で働いている
    (つまり、安定収入がある)人間に代理で申請させるか、保証人に付けろ、っと要求されることからみても何の為のSMGなのか?っとは思いますが・・・
     
     SMGを実施しているのは完全に民間企業(銀行)な訳ですが、こうしたシステムを実施するに当たって政府からの予算が付いてない為に結果的に一般的な個人ローンと
    何ら変わらない扱いになってしまう・・・ことも原因しています。

     
     日本等では、まぁ当然と思われるようなこうした手続きも、実は行政側に一方的な問題がある訳ではなく、住民自体にも、転居した場合の住所変更(新たな住民登録)等を
    しっかりと履行しない・・・っと言う問題もあるからなのです。
    (タイの首都であるバンコクの正確な人口を実はタイ都庁は把握していませんので、一説には800万とも1000万を超えているとも様々な説が存在します・・・ははは)
     
     そうは言ってもタイの場合は、未だ良い方ですかね?。。。。官僚制度がかなり磐石なことに加えて、多民族国家ではない(一応ね)に加えて離島がほとんど無い
    (離島の状況は悲惨だ、っということですが)等の条件がある為にマレーシアやインドネシアのように「行政府」が”敢えて”その地域の管理を放棄している・・・なんてことは無い訳です。
     
     タイと同様な条件を持ったカンボジアになると状況はかなり悪い・・・ポルポト政権下に於ける自国民の大量虐殺や長年の戦火の為に記録自体が存在しない場合があるからです。
     
     前ログでも延べているように「自由」という概念の浸透には、社会制度や法律の遵守等の”制約”を受け入れながら基本的な自由権が同時に成立する・・・
    っという第三世界の人達からすると”矛盾する事柄”を同時に成立させなくてはならない・・っというかなり複雑な概念操作が要求されます。
     
     一般的には「(稚拙なんですが)白黒判断」に慣れた生活を送っている訳ですから、中間的なっと言うか、一見矛盾する事柄も社会制度を維持する為には必要なのだ
    っとする方向性にはなかなか向かわないのも事実です。
     
     特に「社会」と言う概念も又先進国とは必ずしも同じではないことが問題を複雑にしてしまいます。
     
     例えば「友人」という概念は必ずしも成立しないのが第三世界での常識になっています。
    (妙な話ですが、今春から揉めているタクシン下ろしの張本人でもあるソンティ氏も、初期はタクシン首相の盟友で鳴らした人物ですが、事業の失敗からタクシン首相との間に
    金銭トラブルを発生させてしまった結果、反タクシンの急先鋒になった・・・が真相です)
     
     日本で言う所の”ちくばの友”等、例えそれが同じ架橋系であっても絶対に成立しないのが当たり前なのです。
     
     こうした意識は友人(第三者)に限った話でもなく、婚姻関係の中でも「嫁」は嫁ぎ先の家族からすると「赤の他人」ですからなかなか信用されることはありません。
     
     極端な表現をすると「敵か味方か」的な二項対立図式でしか「社会(コミュニティー)の構成要素」を捕らえていない、っと言っても過言ではないのです。
    (直接的な血縁者以外は全て敵!っという理解でも全く問題はありません)
     
     こうした状況は「親戚」に対する理解も同様です。
    (海外への出稼ぎの為に支払う登録料(?)を親戚から借金した為に、残された家族が日本の闇金以上のえげつない取立てに遭う、なんてことも珍しくありませんし、
    貧乏な親戚との付き合いは出来る限りどころか露骨に敬遠さえします・・・・)
     
     こうした状況では”コミュニティー”の意味合いも先進国とは違う訳です。
    単に近隣者というだけの話で、それ以上でもそれ以下でもないのが一般的でもあります。
     
     ですから、そうした社会の中で外国人等が「一見、仲が良さそうな村落だ!」等と勝手に解釈してNGO活動(無報酬では先ず誰も参加などしませんが、笑)や
    何がしかの事業をその村落に持ち込んでしまうと、一気にその利権を巡る争いが発生してしまうことも珍しくはありません。
    (そういう争いは残念なことに肝心の外国人には見えない所で行われる場合が多いので、外国人には最後迄自分達が持ち込んだ活動がその地域に問題を引きこしていた
    ことを知らずに過ごした・・・なんてことも茶飯事なのです)

    Memo:
     
     非常に公共性が高い、っと思われる公共施設の建設(学校やそれこそ井戸掘りetc)等も同様のことが発生します。
     
     つまり、その施設が”作られた場所”が問題になるのです。
     
     村落の長老でも村長でもが居住する地域に建設されるなら、何とか話は収まる可能性は無きにしも有らずですが、「調査の結果」や
    「交通の至便さ」等の様々な公正な理由からであっても”そうではない場所”に建設されたとなると・・・一気に問題がややこしくなってしまいます。

     
     全ては”利権”として認識され、扱われてしまう訳なので・・・如何なる事業計画でもその初期段階で全ての情報を開示しなくてはなりません。
    (調査時期やその調査結果の報告等からですね)
     
     更に、どう考えても、その場所での建設は不適合であっても、「その不適合であることを公的に(全員が見ている前で)証明しなければならない」のです。
    (こうした費用は結構、馬鹿に出来ませんねぇ・・・・)
     
     ですんで、かなりな忍耐力と時間が必要になる上に、頑迷な社会概念や慣習等を”逆手に取った戦略と戦術の行使”も重要になって来るのです。
     
     なかなか、外からの圧力だけではその価値観やそれに支えられた社会構造迄変化させるのは難しいっということなんですが・・・・
    7/14/2006

    The true plot:やっぱり無罪に。。。

     一夜にして(?)スクムウィット・スクエアーが破壊された事件の中心的な人物(だったのではないか?)っと噂されていたChuwit Kamolvisit aka Davis Kamolに関するニュースです。
    (しかしwikipediaに載るかぁ~~???)
     
     
     ・・・記事にもあるように、この人物は変わった人物だった。
     
     何せタイの裏社会(いわゆるエンターテイメント系っと言われる性風俗業界ですね)ではかなりの顔役で、警察の資金洗浄(笑:別にサイドミジネスが悪いっと言う訳じゃないんです
    :給料が異様に安いですから:6,000Bht程度だったかな:非合法なサイドビジネスで稼いだ金を警察は彼に洗浄させていた・・・っという噂)を一手に引き受けていたとかいなかったとかで
    当時の警察幹部がゴッソリ更迭された、っとまぁ~大変でした。
     
     その一件も、彼曰く「警察が”何の前触れもなく”(って普通はそうですが)突然、自分の店に強制捜査に入って来たから」・・・
    こうなりゃ”ただでは死なんぞぉ~お前ら、みんな道連れじゃぁ~!”ってなことで彼自身がバラシてしまったことが発端だった(何だかなぁ~~笑)
     
     終いには、記者会見とか称して「首相府」で会見を開くとか言い出すわ(断られましたが、いわゆる自分は首相とも関係のあるどんでもなく重要な人物なんだ!っということを
    アッピールする為のパフォーマンスだった)・・・結局、その事件は警察幹部の処分”だけ”で有耶無耶になってしまった(・・・・)

    Memo:
     
    警察の非合法サイドビジネス
     
     有耶無耶も何も実例なんてのは山程あって、僕らが危うく巻き込まれそうになった例としては(爆笑)
     
    [空港警察がやっている非合法ビジネス]
    (正確には輸出入の関税等を所轄する警察があるんですが)
     
     中古車業者と結託して輸入した中古車を保税倉庫に入る前段階で「違法な輸入だ!」っとして押収してしまう。
    (タイは中古品の輸入は地元業者保護の観点から高額な関税:200%:を掛けるか輸入禁止という方針を採用している)
     
     押収された中古車は「証拠品」として警察の倉庫へ持ち込まれてしまう(タイ国内に入ってしまう訳ですね・・・)
     
     結託している輸入業者は、警察(幹部)に輸入代金の10%未満(車種によって違うそうですが)を支払って、その中古車を引き取って自分達の傘下にあるディーラーへ
    売りさばいてしまう・・・・日本で100万円で仕入れた中古車が300万円近くになってしまうよりは確かに数十万で済みますし、警察にしても1台当り3万Bhtの実入りなので
    お互いに願ってもない関係であることは間違いがない・・・・
     
     そうした関係の中に競合他社が割り込もうなんてことをしたら徹底的に難癖を付けられて摘発の嵐に晒されるか、下手をすれば命の保障さえなくなる。。。ぅうううっ

     
     そんな訳の分からん人物が、次に狙ったのは(笑)・・・バンコク市長選挙、今回もそうであるように(当時も係争中だったかな?)限りなく黒に近い灰色ですが
    灰色には違いがないのでシッカリ立候補した(当然の結果として落選しましたが、市民もそこ迄馬鹿じゃない)
     
     そうこうしている内に、ニュース記事の事件が発生したのですが、これも又、一夜にしてスラム街が消滅した(重機を持ち込んで盛大に取り壊した)にも関わらず
    『目撃者が一人も居ない上に誰も物音一つ聞いていない』
    っと言う、それこそどう考えても誰も納得出来ない話になっていた。
    (破壊されたのに気が付いて警察が通報を受けて現場に到着したのは翌朝だった・・・って、そんなね)
     
     やはり、この事件でも限りなく黒に近い灰色なもんですから、このオッサン(笑)懲りずに下院議員選挙に出て、今度は当選してしまった
    (1票、幾らで買ったのかは、未だに不明ですが)
     
     んで、やはり「無罪」になってしまった・・・何せ、証拠もなけりゃぁ、目撃者も居ない、誰が共謀していたのかさえ分からないんですから無罪にするしかなかった訳で
     
     先進国で言われる「陰謀」なんてのは、こうした第三世界で起こるモノと比べるとまだまだ甘い(ははは)
    苺さんが彼女のブログで国家を危機に陥れるような報道をなんでするんだ!っと怒っていましたが、例えそうであってもその記者がいとも簡単に”行方不明”になるなんてことは
    起こるはずもない訳でして・・・・
     
     残念ではありますが、これが「ASEAN先進国の中のトップランナーである、最も自由民主体制が確立している(はずの)タイ王国の実情」でもあるんですよねぇ。。。。
     
     理念だけなら、しっかり実践しているんです、何せ「疑わしきは罰せず」を裁判所は示した訳です・・・「ちゃんと、民主主義体制の法治制度を実践した」っと
    ふんぞり返られたとしても「おかしいじゃないか?」っとクレームを付ける訳にも行かない。
     
     昔なら・・・「お前は怪しいから、斬首の刑に処す!」って王様が一声言えば終わった話が、なまじっか民主主義な為に妙な話になってしまっている訳です。。。ヤレヤレ
    7/11/2006

    A recycling campaign is arrogance of a developed nation?

     まぁ~何と言って良いのやら???
    環境問題、リサイクル運動etc、etc・・・・外国の環境NGO系が必ず問題にする第三世界のゴミ問題や森林伐採、焼畑農業etc、etc。。。。
     
     確かにASEANでも都市部、地方等に関係なく”生活廃材”がベースとなったゴミ問題、環境破壊は僕らが見ても凄まじいモノがあるように見える訳です。
     
     例えば都市部のスラム街では、てっきりゴミ捨て場だと思っていたゴミ山の下に人間が住む住居があったりして驚いてしまう。
     
     タイの高校でも確かに「環境保護」なり「ゴミのリサイクル活動」等の授業は行われている・・行われているが教師の側にも学生の側にもそうした意識や取り組みに関する
    『実感』が無いので、大学に進学した連中でさえも「環境保護の大切さとは何か?」なんて聞いた所で答えられるはずもない(全くの事実です)
     
     ビニール袋に入れて持ち帰った惣菜を食べ終わった後、そのビニール袋がどういう事になるのか?なんてのは全く気にも留めないばかりか
    朝方のゴミ回収の際に当たりに漂う悪臭(何せ、暑いから)には不満ブゥーブゥー・・・・
    (田舎でも中途半端な”市場(いちば)”制度が出来たことからビニール系ゴミの増加は著しい)
     
     外国のNGO”ごとき”が(非常に辛辣な表現を敢えてしますが)、局所的なゴミ問題の啓蒙活動等をした所で地元住民にしてみると、七面倒くさい「手間」が増えるだけで
    「だから、何なんだ?!」ってのが偽らざる本音でもある。
     
     そうした啓蒙活動が無駄だ!っとは決して言う気は無いが、この問題は近視眼的な解決策等存在しないのが第三世界の現状であることを理解して貰いたい。
     
     なぜなら、
    • 社会インフラとしてゴミ回収システムが存在しない。
    • 社会インフラとしての上下水道システムも完備出来ていない。
    • 社会インフラとしてのリサイクル・システムが存在していない。
    • 再利用を可能にするプラントシステムが存在しない。
    っと言う、個人個人の環境に対する意識の問題以前としての社会インフラの未整備問題が厳然と存在するからに他ならない訳です。
     
     中には苦し紛れに(ヤケクソで?)、稲作後の稲藁を使用して紙を作っている(OTOP系に結構あるんですが)なんてモノを「リサイクルだ」強弁してしまう。
     
     稲藁を分解して紙にすく迄の手間隙とそれが製品(絶対に”商品”ではないっ)に仕上がってお土産屋で売られて得られる工賃と
    早朝から夜迄の過酷な農作業で得られる300円ばかりの労賃を比較すると、後者の方が数段実入りが良いのは火を見るよりも明らかな話。

    Memo:
     
     当たり前の田舎では稲藁は、ちょっとしたモノを纏める”紐代わり”に使用されているし、爪楊枝の代替品だったり、使い道は幾らでもあって
    何も、わざわざ紙にしなくても良いのだが、田舎の国立大学の”高名な”先生方が、あたかも先進国の科学技術を使ったようなみせかけた「これで稲藁も紙の材料になりま~す」式の
    自分はこんな所に埋もれたくないパフォーマンスを演じ、田舎の行政機関も「何か地域の特産品を作り出さなくては中央に顔向け出来ない、それも工業的なモノ」式の
    強迫観念が相乗した結果・・・・見るに耐えないトンデモない特産品と証するモノが出来上がる。
     
     それもこれも、全ては「人力だけ」や「農水産物」や「自然環境」なんてのは遥か昔からあるモンでそんなモンは特産でもなんでもない、特産品と言ったら
    工業製品、それも先進国型の工業製品”風”でなくてはならん!・・・なんてのは誰が決めたのか?

     
     ・・・っと、まぁ、言い出せばきりが無い(ははは)
     
     で、外国系環境NGOの方々や外国政府、企業の方にお願いです!
     
     第三世界で環境保護活動を為さりたいのであれば(全国規模で、っとは申しません)
    • 社会インフラを整備出来る”資金”と”技術”の提供を優先してお願いします(下手な人員派遣は要りません)
    • 社会インフラ整備にまつわる全ての設備、装備、備品等の提供もお願いします。
    • それらの運用に関わる人材育成を本国の研修施設でお願いします(当然、顎足はソチラ持ちです)
    • システム運用を統括する法人設立の資金等の一切をお願いします。
    • シシテム運用に必要な経費一切もお願いします。
    ・・・っといった辺りでしょうか。。。。。はい。
     
     確かに、この問題はその当事者の問題ではあることは間違いがありません。
    しかし、政府にも一般的な国民にもそうした社会インフラを整備するだけの”余裕”も”ゆとり”もありません。
     
     特に一般国民に至っては、現世の決まった寿命から見ても次世代、次々世代の母国の自然環境を想像することは全く出来ない話なのです。
     
     更に、こうした「公共活動」(だと思いますが)を支えるであろう、いわゆる「公共心」なるものは全く成立していないのです。
    なぜなら「公共活動」に携わるのは「公共の仕事をしている人間」であって決して自分は公共活動には関わりあってもいないのです。。。。
     
     下の画像を見て下さい。
    毎年の洪水の中で、普通に暮らさなくてならないのが一般的な国民なのです。
     
     フォトアルバムに追加した画像にもあるようにスラム街”しか”住む場所が無いのが、学歴もコネも何も無い人達には当たり前の話なのです。
     
     スラム街に住む事が「悲しい」訳でも「惨め」な訳でもありません・・・なぜなら「お金」さあればこんな所からは幾らでも脱出出来て洒落たアパートに住むことが出来るんです。
     
     スラムの環境を良くする????こんな場所の住み心地を良くしてどうするんだい?ってことえすかね。
    6/23/2006

    Golden Triangle:黄金の三角地帯

     こういうニュースにはちょっと閉口しますね。
     

     
    【北京22日共同】
     
     中国国家禁毒委員会は22日、ヘロインなどの麻薬や「アイス」と呼ばれる覚せい剤の常用者が昨年末で78万5000人に上ったと発表した。
     
     前年比約6000人減だが、ヘロイン常用者の69%が35歳以下と、若年層の薬物中毒が依然深刻なことが明らかになった。
     発表によると、ヘロインの大半はタイ、ミャンマー、ラオスの3カ国にまたがる世界有数の麻薬生産地「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」から、
    一部はアフガニスタンから密輸されている。また、雲南省や沿岸部などでアイスの密造が急増している。
     中国当局は昨年、薬物事件で5万8000人を摘発し、ヘロイン約6・9トン、アイス5・5トンなどを押収。
     
     アイスの押収量は前年の2倍に上った。
    (共同通信) - 6月22日18時11分更新

     
     黄金の三角地帯(Golden Triangle:Wikipedia)・・・のタイ側は、現在かなり観光地としても開発されて、結構なホテルなんかが立ち並ぶようにはなていますが・・・
    タイ国内で本格的な「麻薬撲滅作戦」が開始されたのは2001年と・・・いうこともあって、観光開発も言ってみると、観光客をある意味”人質”にすることで
    麻薬犯罪組織(マフィア)の動きを封じ込めよう・・・ってな意図もあった。
     
     実際は、このタイ北部はラオス、ミャンー等との間に(小規模とは言え)武力紛争が絶え間無いんですが、そのほとんど全てが・・・マフィア取り締まりの為の”戦闘”が
    国境を越えてしまう(マフィア側が越境して逃走しそれを追撃する武装特殊警察や軍特殊部隊が越境してしまうことから発生している訳です。
     
     深夜に砲撃の音とか結構聞こえますし、軍用ヘリなんかも固まって低空を北に向けて飛行するなんてのは茶飯事になっているのが現実です。
     
     実際、ジャングルな訳ですし、その地域に居住する人達も圧倒的に低地の都市周辺な為に、一歩山岳地帯に入ると、ほぼ無人地帯が隣国迄続き
    (日本では先ずお目に掛からない””真っ暗闇”ってのがあります)
    急峻な山岳部に住む山岳少数民族にしても、商業用の作物生産はほぼ不可能な為に、現金収入を得る為には手っ取り早く
    昔から行っていた「ケシ栽培」をマフィアから委託されて継続させてしまう・・・・更に、人家が無いので、麻薬を精製する際に発生する強烈な悪臭等も全く気にする必要が無い・・・
     
     武装特殊警察(英語ではBorder-police、タイ語ではトォショドゥっと言いますが)等が、軍隊並みの装備で警備活動を行ってはいますが
    何せ、マフィアの方もほぼ軍隊並みの武装をしている為に、一旦、戦闘になると生半可な状況ではなくなってしまう上に
    住民側をマフィアが恐喝していますし、下手に密告等すると、無慈悲に誘拐、見せしめの殺戮なんてをする為にイタチゴッコ状態になってしまう・・・
     
     代替作物を作るプロジェクトなんてのも王室プロジェクトを始め何件かは存在していますが、何せ作付け可能な耕地をそう簡単に確保出来ない場所であることと
    保守管理の問題や流通の問題、水資源確保の問題等、解決しなければならない事柄が山積みである為に、前途はなかなか厳しいモノがあるのも事実です。
     
     で、実はこの若年層への麻薬汚染問題ってのはタイ等のASEAN先進国でも同様で、特に地方(田舎)での汚染が問題になっている。
     
     麻薬に手を出すキッカケが都会と違って単純且稚拙なんで、逆に始末に悪い・・・「覚せい剤、一つ出来ないのかぁ?」ってな仲間から一言で手を出してしまう。。。
    (これもコミュニティからスピンアウトしないが為のネガティヴな動機なんですが)
     
    ・・・難しい問題です。
     
     因みに、タイにもSWAT・・・はありますが、都市部以外は、Border-policeの指揮下に入っています。
    一般的な警察も余り評判は良くないんですが(苦笑)、このトォショドォの話になると住民全員がなぜか「声を低めて、余り詳しく説明したがらない」・・・・・ヤレヤレ
     
     フォトアルバムに追加した画像は、黄金の三角地帯を抱える北部タイ地域と武装特殊警察のスナップです。
    中に、バンックにある米国大使館をガードする特殊警察の画像がありますが・・・・どういう訳か、この特殊警察だけはHKで武装している。。。。???
    6/15/2006

    Bomb terrorism:タイ南部

    又もや、この種のニュースです・・・・
     


    【バンコク浦松丈二】
     15日午前9時(日本時間同11時)ごろ、タイ南部のヤラ、パタニ、ナラティワット3地区の行政庁舎近くでほぼ同時に十数回の爆発が起き、地元政府職員ら少なくとも8人が負傷した。
    イスラム武装勢力によるテロとみられる。
     
     ヤラ地区の行政庁舎は、チッチャイ副首相が訪問を予定していた。爆発は訪問予定の直前に起きたが、副首相は無事だった。タイ南部では分離・独立を目指すイスラム武装勢力と治安当局の衝突が続いており、04年から現在までに1300人以上が死亡している。
     
    毎日新聞 2006年6月15日 12時42分

     
     基本的に何が目的なのか?・・・・は闇の中なので、皆目見当が付かない。
     
     分離独立運動・・・・確かに南部はマレー系の人達が多いことは多いんですが、正直な所、タイ南部がタイになった歴史的経緯なんてのを知っている世代はほとんどいない。
    言語的にも、年寄りで昔の言語を話す人達が僅かに残っていますが、地元の人間でもまず通訳が付かないと理解不能な言語になっている。
     
     タイ国軍が駐留はしていますが、別に現在マレーシアとの間で国境紛争がある訳じゃない、れっきとした”タイ国内”・・・・・
     
     例え、歴史的な経緯を考慮して分離独立が叶った・・・っとしても、東ティモールより酷い状況になることは目に見えている。
     
     イスラムテロ組織・・・っと言うよりは、麻薬犯罪組織(マフィア)が一枚噛んでいる・・・っという観測の方が、かなり信憑性が高いんじゃないか?・・っと思っている。
    (政府見解もそれに近いニュアンスを維持し続けている訳で)
     
     スマトラ沖地震の被害を考えても、分離独立等は到底算盤が合わないばかりか、マレーシアにしても「今更、そんな問題を持ち込まれても・・・」ってのが本音の話。
     
     まぁ、ちょっと与太に近いんですが(苦笑)
    南部の大物マフィア系の人間が、タイ政府の要職から完全に外れた・・・・ってな経緯もあることはあるんですが・・・・
     観光スポーツ省の前大臣ねぇ・・・・・・この人、APECの時に完全なる思い付きでタイランド・エリートカードなる危ないプロジェクトを立ち上げた人だった・・・
     
     いずれにせよ、えらい迷惑なだけの話ではあります、ホントに
    6/7/2006

    Developing culture:帰国同国人

    エトさんからのコメントの中に、興味深い一節があったので、それを元に・・・
     
    >彼らは欧米の教育を受け、文化を吸収しているインテリ層であり、彼らからすれば固有の文化的価値観というのは後進的で改善の余地がある対象にしか映らないからのようです。
     

    大方の外国人が第三世界で接する機会が多い現地の人間・・・ってのは


    1. 英語での会話がまがりなりにでも出来る
    2. 学歴が高い
    3. 裕福層に属している

    以上の3条件を持っている。

     
    確かに、こういう人達が第三世界では”必要”なことも事実ですし、出来うれば現地の大学を出て外国の大学院を卒業してくれているとなお良いですかね・・・
     
    こういう人達は様々な分野に”意識”も高いですから、人道支援なり人権なり、といった一般的には先ず問題にされないテーマにも十分な見識を持っている。
     
    そこで、ちょっと実話をご紹介しますと・・・
     
    タイ国政府のある高級行政官の自宅で、まぁ~いわゆる貧困問題とその関連で必ず発生する人権問題について話し合うことになった。
     
    当然、裕福な家庭ですから、彼自身も米国の大学院を出てPh.Dを持っている。
    ご立派な邸宅にお住まいで、使用人もかなりの数要る訳です・・・
     
     普段、外で会う本人は非常にフランクで、タイ人のエリート層特有の「持って回った話し方」(苦笑)は全くせずに、非常にダイレクトな物言いをする
    ・・・・英語を使っている場合ですよ、あくまでも・・・・これがいざ母国語になった途端、同国人が彼の話している内容が聞き取れなくなるんですが(笑)
     
     彼の書斎に招き入れられて、それぞれが着席すると、壁際で待っていた使用人(女性でしたが)さんが定番の「水」を配り始めた。
     
    その時の使用人さんの所作が・・・・・膝を床について、その膝を使って僕らが座っているテーブルの周りを移動する訳です。。。。
    (身分の違い、っと言いますか、使用人と主人及びそのお客様に対する礼儀ですから、文化として身分の高い人間に接する作法なんですね)
     
     そういう状況の中で、彼も僕らも「人権云々」、「女性の地位向上」、「機会均等~」なんて話を進めなくてはならない。。。。。
    初めの頃は非常に困った、って言うか開いた口が塞がらなかったばかりか、彼に対するある種の嫌悪感さえ感じた・・・・
     
    慣れた・・・ってことではないんですが、時間が経つに連れて、事情が分かってくる訳です。
     
     実際、彼の家のそうした使用人さん方は、先々代からその家で働いているのであって、彼ら自身がそうした境遇を悲観しているどころか
    逆に「ご親切で優しいご主人様にお使え出来ている」っと事実、認識している。
     
     直接聞いたのではありませんが(第一、どんな気分ですか?なんて聞いたとしても、答えてなんかはくれない訳で、現地スタッフにそれとなく聞いて貰ったんですが)
    英語で話されている内容に関しては全く理解不能なこともあって、僕らが話している内容はBGM的な意味さえ持っていない。
     
    更に、英語で表現されている人権、機会均等、地位向上、貧困等を現地語に置き換えても、現地語自体が非常に難しくなるので
    高等教育を受けていない人間には、その現地語が意味する内容そのものが理解出来ない。
     
     こうしたことに、目くじら立てても実は全く、相手には通じない。
     なぜなら、それが目上の人間に対する礼儀としての文化であって、それ以上でもそれ以下でもないからなんですね。
     
     上でも書いたように、優しいご主人の場合は文化としての問題はないんでしょうが(?)、”成金”がこうした文化を使ってしまうと始末に終えなくなって使用人、召使・・・変じて”奴隷”になってしまう。
     
     よく、人身売買で中国やら何処へやら連れて行かれた人達が命からがら逃げ出して「奴隷のような扱いを受けた」みたいな話をするのを聞いたことがあると思いますが
    ”みたいな”ではなく『完璧に奴隷として扱われた』・・・っというのが正しい。
     
     アフリカや中東、南アジア等の紛争国家で、外国に居た同国人が帰国して政権の座へ就いたり、指導者層になった途端に内戦状態になるのは
    生粋の外国人ではない、外国で教育を受けた同国人が、固有文化を否定して新しい価値観を”押し付ける”ことが原因の一つにもなっていると考えます。
     
     しかし、そうした人間が行っている行為の背景にある文化としてのバックグラウンドは現地の固有の文化そのままのことが非常に多いのも又事実です。
     
    なので、一概に外国人ばかりが悪い!・・・・ってな話にはならない。
     
    厄介な話なんです。