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    7/24/2006

    A suffering of the global community:Middle East

     有効な解決策が見出せない状況で益々昏迷を深める中東(パレスチナ)情勢ですが、UNの関与に関する経緯を以下のニュースで見てみますと・・・

     
    【ニューヨーク20日共同】
     
     レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとイスラエルの戦闘をめぐる国連安全保障理事会の緊急会合が20日開かれ、情勢報告したアナン事務総長は戦闘の「即時停止」を要求、
    平和維持活動(PKO)部隊のレバノン南部への派遣を検討するよう安保理に求めた。
     
     南部には1978年から国連レバノン暫定軍(UNIFIL、約2000人)が展開しているが、戦闘を阻止し平和を回復するという任務を達成できていない。
    事務総長は今月末で活動期限の切れるUNIFILの強化を含む「PKO部隊の拡大・増強」を要請した。
     
     安保理は要請を受けて検討を本格化させるが、ヒズボラに自国兵を拉致されたイスラエルのギラーマン国連大使は20日、即時停戦を拒否。
    米国も国連PKOには消極的で、国際部隊実現までには曲折も予想される。
     
    (共同通信) - 7月21日10時50分更新
     
     
    【エルサレム=林路郎】
     
     イスラエルのオルメルト首相は23日、同国訪問中のシュタインマイヤー独外相と会談し、レバノン南部への展開が検討されている国際部隊について、
    一定の条件を満たせば、欧州諸国の部隊を中核とする多国籍軍を容認する意向を表明した。
     
     オルメルト首相は、欧州中心の国際部隊派遣にイスラエルが応諾できる条件として、
    <1>レバノンとシリアの国境地帯におけるヒズボラの移動の監視を任務に含める
    <2>ヒズボラを弱体化させるだけの戦闘能力と経験を持つ部隊であること――などを挙げたという。
     
     イスラエルのペレツ国防相は23日、国際部隊派遣に対する従来の拒否姿勢を転換して、米軍を中核とする北大西洋条約機構(NATO)指揮下の部隊派遣に期待感を表明したが、
    ライス米国務長官は米国の参加に消極的な姿勢を示している。
    (読売新聞) - 7月24日11時19分更新
     
     
     独のメルケル首相は23日、イスラエル軍のレバノン南部侵攻問題で、イスラエル政府が多国籍軍の派遣を容認する考えを示した点について、独防衛軍の派遣には慎重な考えを示した。
     
     現在の多国籍軍派遣には独が大きな役割を担っており、米国とともに軍派遣に慎重な姿勢を見せたことで、多国籍軍の実現は難航しそうだ。
     
    (毎日新聞) - 7月24日10時32分更新

     
     UNのPKOは紛争”中”の場所に展開出来ないことは自明な訳ですから、事務総長のこの声明はちょっとおかしな話なのですが・・・・
    この事務総長声明が出された翌22日(でしたか?)イスラエル軍はレバノン南部への進攻を開始した訳ですが、NHK Onlineのニュースを見ると、ちょっと興味深い映像がある
    ・・・イスラエル軍戦車が突破している背景に”白い”フェンスと監視等が見えているんですが、どうもこれはUNFILの施設のようですね・・・
     
     これを見ても明らかなように、UNのPKOは眼前で行われる軍事行動を阻止することは基本的には出来ない訳です(UNFILに直接の攻撃が行われている訳ではないので・・
    抵抗が無い場所であるが故にイスラエル軍はそこを突破した・・・っとも考えられますが)
     
     その結果(っと言ってはなんですが)イスラエル側も”NATO軍のような”部隊であるなら、国際部隊の派遣を受け入れる・・っと態度を軟化させた(ってな表現はちょっとおかしいんですが)
     
     つまり、UN-PKOを構成してきた第三世界の軍隊ではなく、現在イラクに展開しているような多国籍軍的な性格と能力を持った実効性の高い軍事組織の派遣は認める
    ってことな訳ですが、流石にこの提案に関しては”外交巧者”であるメルケル首相も二の足を踏んでいる・・・・訳です。
     
     確かに、ヒズボラの政治的な考えは浅はかですから非難されてしかるべきですし、そのヒズボラを煽ったイランも非難されなくてはならない、っとは思います。

     このブログで何度も書いているように”イスラム教”の価値観からすると、彼らがイスラエルや欧米諸国に採り得る行動は(彼らからすると)”正義のジハード”であり、その戦法は
    イスラム教徒の個人義務として当たり前のモノですから、いわゆる”民間人(イスラム教徒です)”が犠牲(イスラムの考えでは犠牲ではないですが)になるのも
    織り込み済み、っと言いますか彼らの価値観では不条理なことでも何でもない・・・(この部分をイスラム武装勢力はプロパガンダとして国際社会に訴えますし
    イスラムが持つ”正しい宗教”という価値観を抜きにして欧米(日本)のノリベラルなマスメディアは報道してしまう・・・・なので一方的にイスラエルが悪者っと言う
    国際世論が出来上がってしまうんですが。。。。。)
     
     しかし、どうも保守系と言われる(ブログを含めた)”徹底的な攻撃”論調は、ちょっと頂けない(よりは、ハッキリ言ってかなり不快に感じる)
     
     事実、その生存を賭けて戦っているのはイスラエルであることは間違いがない訳ですが、その当のイスラエルでさえも一体
    誰を降伏させる(又は殲滅する)戦略で戦っているのか?
    を明確には出来ていないはずなのです。
    (拉致された兵士を奪回すること”だけ”が目的だと言うなら、それこそ交渉事で済む話)
     
     つまり、ヒズボラ、ハマス・・の誰が”参った!”っと言って降参(降伏)したら今回の戦闘は終結したとするのか?です。
     
     なぜなら、ヒズボラもハマスも国際社会からは”テロ組織だ”とは認められていても国家や国民を代表する正当な政権集団だ・・っとは共に認められていない。
     
     つまり、例え”誰かが”降伏する!と宣言したとしても現状では国際社会の誰もがその”誰か”が正当な当事者である、っと認める方法が存在していないのです。
     
     停戦協定でも、降伏文書でも何でも構いませんが、イスラエルは”誰”と結ぶ気なのでしょうか?
     (こうしたモノを締結すると言う事はイスラエルがヒズボラやハマスを正当な存在として認めたことになってしまいますが・・・)
     
     彼ら(ヒズボラやハマス)の価値観からすると”降伏”等は考えることさえイスラムに対する犯罪であり攻撃に他ならない(つまり、無辜の民と処される一般的なイスラム教徒が、
    もう戦いはコリゴリだ!っと言うことで何らかの停戦を受け入れよう、等と口にしただけでそれは背教的な思想であり、正しい宗教であるイスラムに対する攻撃だ!っとされる、
    場合によっては背教者に対する正しい制裁として殺害される:背教者へのイスラム教徒の正しい義務:)故に停戦にも応じなければ降伏等全く念頭にない。
     
     しかし欧米やイスラエルの価値観が通じないのだから、そんな相手は殲滅すべきだ又は二度とイスラエル(欧米)に歯向かう気を無くす程に徹底して叩け・・・という話になること自体が
    イスラム原理主義のテロ組織が掲げる原則と何ら変わらないことになってしまうのを欧米やイスラエルが本当に受け入れ気なのか?を今一度問い質すべきなのではないかっと思うからです。
     
     欧米が掲げる自由・民主主義とは、そういとも簡単にどちらかに振れてしまう底の浅い概念だったのか?っと少々疑問に感じるのは僕だけなんでしょうか?
     
     断っておきますが、いわゆる単純な理想主義のリベラル派を支持している訳では決してありません。
     なぜなら、イスラム原理主義はイスラムの中で最もリベラルな立場であり元々彼らが戦おうとした相手はイスラム諸国内の体制派であるからに他ならないからです。
    (アフガンに於いてタリバン政権が最もリベラルな政策を実施した事実があります、その最たるモノは婚姻の自由なのですが、タリバン政権が崩壊させられたお陰で
    タリバン時代にその権利を行使した多くの女性達は女性保護省の助けを求めないとならない事態に陥っています・・・ブルカを着用しなくても良いから自由だ!等という
    底の浅い欧米諸国型の自由等では全く評価出来ないはずです)
     
     つまり、先進国のリベラリズムも又簡単にイスラム原理主義の武装勢力が信奉する理念と同じモノになってしまうからに他ならないからです。
    (イスラム原理主義は”(世界は)こうあるべきだ”の理想論の最たるモノだからです)
     
     誰が悪者で誰が正しいのか・・等という幼稚な二項論で複雑な国際社会を判断しようとする(その方が確かに楽であることは間違いがありませんが)風潮は
    保守派、リベラル派双方に問題があるが故にその理想論にしか固執出来ないイスラム社会を7世紀の呪縛から解放出来ない・・・っということを
    自由と民主主義を採用する先進諸国は理解すべき時期なのはではないでしょうか?
     
     強いて独断と偏見で言うなら、第三世界の民族主義を勃興させたのは先進国のそのリベラレル主義であり、頑なな反先進国主義(反米主義でもいいですが)を
    育て上げたのは先進国の保守主義だ、っと考えます。
     
     故に、先進国(安保理常任理事国を筆頭とする)は、今回の紛争も含めて第三世界の多くに対して責任を負うべきだと言っても過言ではありません。
     
     当事者同士が「妥協の余地など無い状態で武力の応酬を繰り返している」場合・・・誰かが仲裁に入る役割を担わなくてはならないのです。
     
     決して”酒場の喧嘩”等が参考になろうはずはないのです。

    Comments (2)

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    Picture of Anonymous
    苺畑カカシ wrote:
    先ほどは職場からだったので英語で失礼しました。oxnardnokakashiというのは私です。いい方がきつくなってますが冗談ですから気にしないでね。
    July 25
    Picture of Anonymous
    oxnardnokakashi wrote:
    Hey,hey,hey.... if you are going to refer to my post, you should at least track back to my blog. (lol)  Don't worry I will send a trackback to you later. 
     
    But you have forgotten, that Egypt which was motal enemy to Israel gave up on fighting after their a** kicked by Israel.  Granted Egypt is a country, not a terrorist organization. 
     
    What we need to know is Israel's victory condition.  What will take Israel to stop this war? 
     
    I will write about it later.  Don't worry, I will send you the link.
    July 25

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